(巨人の気分で町を眺めてみると)
この生き物がおもしれぇんだ。
これらは、自分の種が、この世で一番賢いと思っててな、
それから、よく物を作るんだ。
トンテンカン トンテンカン
ウウィーンってな。
それから、よくいろんなモンを考えるんだ。
ほとんどは、無駄なモンだけどな。
たとえばな、
ヒトは「家」っていう、ヒト自身が作った洞穴みたいなモンの中で暮らすんだ。
まぁ、これは、昔からの習性だろうな。
昔は自然の洞穴に住んでたんだけど、
そのうち、「家」を作り出したんだ。
ビーバーみたいにな。
「家」にはな、小さな穴が開いててな、
大抵は縦長の長方形なんだが、
その穴に、結構多くのヒトは蓋をするんだ。
木の板をな貼り付けて、出入りの後にはパタンって閉めるんだ。
その、穴のことだけどな、
これが、まさにヒトサイズでな、俺にはとてもくぐれないような小ーさな穴なんだ。
あぁ、それから、
「車」ってモノもヒトはつくってな。
正確には、「自動車」って言うらしいんだけどな、
これが、また、小さいんだ。
あ、ヒトサイズって意味だけどな。
それで、中を覗いてみるとな、
ヒトは自分らを車に縛り付けて座ってるんだ。
これは、安全の為らしいんだけどな、
まぁ、昔、縛り付けてなかったころ、やったら沢山のヒトが衝突なんかの事故で死んだかららしいんだな。
この生き物は軽いことで死ぬんだよな。
せいぜい時速50~100キロくらいでぶつかっただけで、おさらばよ。
まぁ、もっと小さいアリなんかは、
ちょっとヒトが触っただけでも死ぬから、
それに比べれば、頑丈なのかもな。
・・・どんどん、話してっちゃ、日が暮れちまうから、
最後に、こうひとつな。
この生き物はちょっと前(2000年くらい前からかな?)
から「カネ」ってのを使い出してな、
これが、大概はやったら細かい細工のされた紙片で「紙幣」って呼ばれるモンとか、平べったい円形の金属でできた「硬貨」って呼ばれてるものの2種類なんだ。
それのどこに価値があるのかって言ったら、
オレには、よくできた芸術品みたいに見えるんだが、
彼らにとってそれは、
時には命やなんかと同じ価値があったりするんだと。
じゃあ、今日は、このへんで。
なっ、ヒトって、面白いだろ?
しかも、自分が一番賢いと思っているあたり、
ウケるべ。
世界のなーんにも知らないくせに、
よくそんな適当なことが言えるもんだよな。
まぁ、何にも知らんから、そんなことが言い切れるんだろうがな。
じゃっ、また今度。
あぁ、楽しい週末をなっ。