近年の災害の多発は、記憶に新しいが毎回感じることは、医療機関も残念ながら平等に被災するという事実である。すなわち、傷病者、病人は言うに及ばず医療従事者、診療施設、薬剤等も被災を免れない。そこで、病院船の登場である。アメリカを例にとれば、コンフォートとマーシーの2隻が有名である。いずれも中古のタンカーの改造船で建造コストも抑えてある。日本は島国なので日本海側に1隻(例えば舞鶴)、太平洋側(例えば横浜か横須賀)に1隻づつあれば有効性は高まる。退役したフェリー等を改造しヘリポートを備えれば機動性も高まる。護衛艦のヘリ空母タイプにも多少の病院設備はあるが、やはり専用設備を備えた病院船の必要性が有効と考える。被災したライフラインやインフラの復旧までの10日間10前後を病院船で凌げれば尊い人命を守ることが可能である。人員は、自衛隊の医師と日本赤十字、及び周辺地域のDMATに出動要請しスピード感を持った救助活動が可能になると考えられる。