「アツトの助言に従っといてよかったわ。お陰で目が見える」ケイスケが異形を一閃する。異形は重傷を負った。
「口ほどにもない……」剣技に自信のあるマコトの剣が異形に重傷を追わせる。
「これでも喰らえ!」アツトが異形を剣で振り払う。会心の一撃。異形は一撃で屠られた。
「くっ、避けやがった!」マヤがバスタードソードを長いリーチで繰り出したが、敵はそれを避ける。
「僕の一撃を、避けた?!」ハジメのバスタードソードを異形が巧妙に避ける。
仲間を失ったうえに2体が負傷した異形たちが去っていく。ヨイチロが変身して追撃しようとしたが、ホタルがそれを制した。
「奴ら……ガヒアに留まっていたのか?」ジュンゴが駆る王専用の馬車の中から戦況を見つめていたボンバヘが言った。
「思ったより危険な旅になりそうだ」マコトは気を引き締めた。
一行は交代で番をしながら隊商用の宿営地で一夜を過ごした。食料はマコトたちが持ってきた塩漬け肉のシェラスコだ。
「明日はケバブ仕立てがいいな」ヨイチロが言った。
「ああ、ヒルバティスタン仕立てがいい」ホタルが頷いた。
夜が明けると一行は北にあるゲールラントへと向かう。が、別の異形のパトロール隊にその姿を補足されてしまった。(つづく)