ブラック・ホーク・ヘリコプター20機と200人の戦力がこの基地にはある。そして、その隊員の全て民間軍事会社の訓練によって「組織」と戦うためのゲリラ戦法を習得している。
部隊は2曹に率いられたチョークという10人の部隊が1機のヘリで出動するよう構成されている。 永井2曹はチョーク1を任されている。永井2曹の髪は赤く染まっているが、時には民間人を装って作戦行動を行うことから、彼ら第26空中機動大隊への服装規定は存在しない。
「さて、『組織』の奴らに実弾をお見舞いするか」チョーク1の機銃手、田原勇鷹3等陸曹がFNミニミマシンガンを構えた。
「でも、いま、うちの部隊、指揮官が不在なのですが……」チョーク1のヘリの機付長、小野瀬孝介康介3等陸曹が言った。
「あ、そうだった。俺たちチョーク1は全員今年配属だけど去年はほとんど出動していないんだろ、この部隊」田原3曹が何かを思い出したように言った。
「永井2曹、自分たちチョーク1だけ出動部隊から外されました」内線電話を取った小野瀬3曹が言った。
「経験不足だからか?まあいい、留守番だな」永井2曹はスポーツドリンクを喉に流し込んだ。
突如、7.62mmカラシニコフ弾を連射する音が聞こえた。
「いきなりお出ましか『組織』が!」チョーク1の兵舎に自動小銃の弾丸が撃ち込まれる。永井2曹は89式小銃を構えた。(つづく)