ヘルニア国物語 第33話 | Gangbear Official Blog

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第33話 超異常気象


「なんか冷えてきたな」マキ・マルセロがローストビーフを食べながら言った。


「きっと高級客船だから空気を冷やす装置がついているんだよ」マキ・ジュニオールが言った。


その頃甲板上の見張り台では2人の水夫が見張りにたっていた。冷えると聞いていたのでジャケットを羽織って来たが、外は真冬のように寒い。


「メシ食い終わったら甲板に出るか」マキ・マルセロが言った。


ダ・シルバ兄弟が甲板上に出ると猛烈に空気が冷えていた。


「夏の温度じゃないよ」マキ・ジュニオールが言った。


「ああ、夏の温度じゃない。真冬の温度だ」マキ・マルセロが言った。


その頃見張り台の上の2人の水夫は目の前に氷山があるのを発見した。水夫は警鐘をならした。


「ん?」マキ・ジュニオールが前をみると右舷がわに巨大な氷山があった。


「真夏なのに氷山か。氷の魔の怒りを買ったか?」何時の間にかアネスタスシオスに変身していたマキ・マルセロがいた。


悪魔は地獄の炎も寒さもしのぐだけの能力を持つ。マキ・マルセロでいると寒いので変身したらしい。


「ぶつかる!」見張り台上の2人の水夫とマキ・ジュニオールが言った。


「うわっ!」アネスタスシオスが耳を塞いだ。金属の裂ける音が悪魔の敏感な耳にはよっぽど堪えたらしい。


アネスタスシオスは超音波に耳をつんざかれ、甲板上でのた打ち回った。(つづく)