チャトゥカム・ラマテープ | ◆◆◆今が一番若い時◆◆◆

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残り少ない人生を「今が私の一番若い時」と言いながら、
一日一日を活き活きと頑張りたいと思います。

タイで大流行しているお守りの話。

 「チャトゥカム・ラマテープ」と呼ばれるお守りがタイでフィーバーしており、1億円を超えるものまで登場している。

 「チャトゥカム・ラマテープ」の名称は、西暦500年頃に今の南部ナコンシータマラト県を治めていたチャトゥカム・ラマテープ王から来ている。同王の彫像は同県のタートゥ寺本堂の扉に装飾されているが、1987年、この彫像をモデルとしたお守りが初めて作られ、地元の人々はこれを「チャトゥカム・ラマテープ」と呼ぶようになった。

 そして、2002年、タートゥ寺の修繕費用を捻出するため、同寺の僧侶とクンパンタラック警察少将により、この「チャトゥカム・ラマテープ」が本格的に販売されることになる。

 だが、当時がそれほど高額なものではなく、安いお守りで5バーツ程度、1部の稀少品を除けば、高くても3000バーツ程度だった。

 しかし、ここ数年、「商売が繁盛する」「願い事が何でもかなう」「魔よけになる」との噂が広まり、徐々に人気が高まっていき、それにつれて、価格も上昇していった。決定的となったのは、今年2月にクンパンタラック警察少将(前出)の葬式で著名僧侶が念を入れた「チャトゥカム・ラマテープ」が参列者に配られたが、これを奪い合い、死者が出ることになった事件。これで、「チャトゥカム・ラマテープ」の名前が全国に知れ渡ることになった。

 今年4月9日には、ナコンシータマラト県の職業訓練学校で行われた予約受付に1万人を超える市民が殺到。行列に並んでいた50歳の女性が群衆に踏みつけられて圧死するとともに、十数人が負傷した。また、長時間待たされたことから、失神する女性や老人も相次いでいる。

 今では安いもので300バーツ、市場などの売れ筋が2-3000バーツ。初期のものでは、4000万バーツの価格が付いているものさえある。あるタイ人女性は、5年ほど前に900バーツで「チャトゥカム・ラマテープ」を購入、今ではそれに20万バーツの値が付いている。この女性は「まだまだ値上がりすると思うので、今は売らない」と話している 

 また、この話題のお守りフィーバーがナコンシータマラート県にもたらした経済効果は、この10か月間で10億バーツにのぼるという調査結果も発表されている。ホテルやレストランのほか、お守りの額を造るニエロ職人などもこの想定外の儲けに狂喜しているほか、寺院は連日幸運祈願の予約でいっぱいとのことだ。

  なお、タイ政府観光庁(TAT)では、「ジャトゥカーム・ラマテープ」発祥の地、南部ナコンシータマラート県を訪れるツアーなどを企画している。