4月20日
高野の桜並木の背景に田沢湖があります。
日本一深い神秘の湖、田沢湖の湖畔には
金色に輝く「たつこ像」があります。
たつこには伝説があります。
その昔、美貌を永遠のものにと望んだ辰子と言う娘が
ひそかに大倉観音に百日百夜の願いをかけた。
満願の夜に『北に湧く泉の水を飲めば願いが叶うであろう』
と、お告げがあった。
辰子は、わらびを摘むと言って一人で家を出て院内岳を越え
深い森の道をたどっていくと
苔むす岩の間に清い泉があった。
喜び、手に掬い飲むと、なぜかますます喉が渇き
ついに腹這いになって泉が枯れるまで飲み続けた。
時が過ぎて気が付くと辰子は大きな竜になっていた。
竜になった辰子は田沢湖の主となって湖底深くに沈んでいった。
桧木内川堤の桜を見ながら、角館に到着しました。
角館は武家屋敷の街並みにしだれ桜が映えて、壮観な景色です。
武家屋敷の一つ青柳家に行ってみました。
屋敷の門の前には少し尖って先に丸い穴の開いた石と
その横に大きな石がありました。
尖って先に穴が開いた石は、来客が馬を繋ぐため。
大きな石は来客が帰る時
馬に乗るために足を乗せるところです。
青柳家は、40㎝くらいの石垣の上に黒い板塀
そしてお屋敷は3,000坪と広いし
庭の中にはいくつもの建物があります。
庭の建物の中には「解体新書記念館」や「武家道具館」
「時代体験庵」「武器庫」その他にも様々ありました。
解体新書記念館には、解体新書を置いてありますが
その付図を描いたのが
角館出身の武士で青柳家の親戚にあたる、小田野直武でした。
時代体験庵では、置いてある兜を実際にかぶることが出来ます。
武器庫で見たと思うけど
火縄銃が何丁もあり、火薬入れもありました。
左にある、丸っこい火薬入れ。
これは亀の甲羅を利用しています。
面白かったのは
昔の生活用品を展示しているところにありましたが
七輪の縁が下向きに少し内側に入り込んでいて
ホタテ貝を乗せるのにちょうど良いようになっていました。
それから、これは昔のスキーでしょうか。
こちらの青柳家の庭では、沢山の植物がありましたが
600種以上もあるそうです。
カタクリの花も咲いていました。
小岩井農場にも行きました。
写真は、小岩井農場の一本桜と岩手山です。
4月20日 8535歩