この世界遺産が見たくて今回の旅に参加しました。
遺跡の入場料は50ドルです。
私たちが行ったときは人が少なかったのですが
ハイシーズンにはぶつかり合うほどの人出だそうです。
そういえば、今回の旅行中日本人を全く見かけませんでした。
エル・ハズネ
両側に80mの高さの岩の絶壁が迫っている
1㎞を超える狭い通路を通り抜けたら
突然巨大なエル・ハズネが姿を現しますが、これには感動します。

エル・ハズネとは、宝物殿と言う意味で
中央上方の球状になったところに宝が入っている
と言う伝説がありました。
宝を探すためにライフルで撃ち抜いたところ
何も入っていなかったそうです 
古い写真には、球が完璧な姿で写っていますし
ライフルでと言うからには近年になって宝探しをしたのでしょうね。

上のほうにある三つの像は、アマゾンの神々です。
中央上方の球の下にある、12のとがった三角は一年の月を表わすとか
左右15づつあるバラは1か月が30日であるなど
それぞれの彫刻には意味があります。
岩はピンク色の砂岩で、柔らかいから彫刻できました。
岩の色からバラ色のペトラとも呼ばれます。
深くて狭いそして長い通路
通ってきた岩の亀裂を、エル・ハズネの中から見たものです。

こんなに狭くて深い通路を1㎞以上歩いてやってきました。
この通路の両側には、岩を削った溝が残っていますが
ここには水道管が通っていました。
雨が降ると鉄砲水となって渓谷内を通過していったから
ナバテア人はダムを作って鉄砲水を防ぎ、さらに
水道管を通じて給水システムを作り上げたことが分かっています。
この時代の水道管から
現在使われている水道管の鉛管の大きさが決まりました。
ダムのそばの岩には階段が彫られていて
夏に水が少なくなると、階段を上って中の掃除をしました。
通路は長いし、その奥も広いから
ロバ、馬車、ラクダなどのタクシーがあります。
広大な遺跡
以前テレビで見た時
ここペトラ遺跡は、エル・ハズネだけだと思っていましたが
奥が深くて、まだ多くの遺跡が広がっていました。
ペトラ遺跡の観光だけで一日用意されていたのが分かります。
広大な遺跡ですが
これでもまだ全体の10%?1%?しか発掘されていないのだとか。
墳墓群
ガイドの説明を聞きながら進み
岩棚のレストランで食事をした後は自由行動です。
展望台があり、階段は800段です。と聞いたから
展望台に行くのはやめて、墳墓群を見に行きました。
写真は墳墓群の一部です。

20年前までベドウィンがこの墳墓群の中で生活していました。
よく見ると、すすで汚れたところもありました。
お土産
エル・ハズネのそばに王妃様経営の土産物屋がありました。
売り上げはベドウィンの生活向上に役立てられます。
ここで、ラクダの歯のネックレスを見つけました。 5ドルです。
人間の歯と形は同じで、少し大きいです。
欲しかったけど、実際にこれを身に着けて街を歩けるか…
と考えて、買うのをやめました。
子供の物売りが
ポストカード1ディナール(ヨルダンの通貨) 1ダラー 1ユーロ
と言いながら売っていましたが
あれ? それなら1ドルが一番安いよ 
つづく