生後半年くらいから人見知り全開になった息子。
当初私が困ったのは、子育て広場での読み聞かせや歌遊びへの参加を断固拒否したことです。
保育士さんを囲んでお友達が座っている輪の中に入るのが、ものすごく嫌だったみたい。
それまではご機嫌で一人遊びをしていても、保育士さんが歌遊びをしま~すと声をかけ皆が集まり始めると身を固くして警戒し、私が抱っこして連れていこうとすると海老ぞりになって暴れました。なんとか輪の中に連れていっても、数分持たずにギャン泣きし始めるので、いつも途中離脱。
保育士さんたちはいつも、「人見知りは成長の証だよ」「泣いて参加できない子はよくいますよ」と笑顔で励ましてくれました。
今考えたら、ほんと保育士さんの言う通り。
そもそも、息子が嫌がるなら無理に連れていかず一人遊びを見守り続けたら良かった。
でも、当時の私はなぜか、「もうすぐ1歳。そろそろ皆と絵本や歌を楽しめるようにならないと」「集団行動ができるようにならないと」「だって、ほかの子達はできてる。息子は遅れをとってしまってる」って思い詰めてました。
保育士さんに励まされれば励まされるほど、なんだか情けなくなって。
息子より低月齢の子が輪の中で大人しく集中できているのを見るとますます焦り、あげくにその子がグズり始めるとちょっと安心したりして。
でも、そうやって謎に焦る私をよそに、息子はスモールステップで集団の中に入っていくようになりました。
最初は、輪の中に入るのを嫌がらなくなり、ムスッとしているものの座って最初の数分間は参加するようになり。
座っている時間が少しずつ長くなって。
そのうち保育士さんをじっと見て集中することも増えて、毎回最後まで座っているようになりました。
時々ニコッとしたり声を出して笑ったり、読み聞かせが終わると自発的に拍手も。
手遊びの振りも、少しですが、するようになりました。
そして、ほかの子たちが立ち上がって保育士さんを囲んで盛り上がり始めると、息子も「僕も座っちゃいられない」とばかりに私の膝から立ち上がったので、私が軽く背中を押すと、2、3歩前だけですが前に進みました。
それまでは自分からほかの人に近づこうとしなかったのでビックリしましたが、今では私が背中を押さなくても数メートル離れた皆のところまで早足で行って一緒に盛り上がっています。
まだヨチヨチ歩きだから、横に年上で息子よりふた回りくらい大きいお友達がいると「ちょっとぶつかったら飛ばされてしまいそう」と最初はハラハラしましたが、息子はまったく物怖じしてなくて、頼もしい。
盛り上がったあと私のほうへ戻ってくるときはいつも満足げな満面の笑顔なので、私もとても嬉しいのです。
子供って、自力で自分のペースで成長していくんですね。
皆のほうへ歩いて行く息子の背中を見ていると、毎回とても幸福で、とても切なくなります。
今は毎日嫌というほど一緒にいて、嬉しいときも悲しいときも「ママー!!」と言ってしがみついてくれるけれど。
これから、息子が大人になるにつれて友達と過ごす時間が増えていって、それに反比例して私のところへ戻ってくる頻度も時間もどんどん減っていく。
お友達の輪の中で生き生きしている息子を初めて見てそのことを急に実感し、またもや焦っている母です。