30分くらい待って診察室に呼ばれ、息子をベビーカーに乗せたまま入ると、お医者さんが2人いて、「お母さん座って、まず話を聞いてください」と言われ、結構かしこまった雰囲気で話を聞きました。
小さい子は、話せないし視力検査もできないため、大人のように詳しい診察は無理なので、今日はできる範囲で診ますというような話でした。
来院前から知っていたことなので了解すると、斜視疑いで来院したことを確認され、診察がスタート。
ベビーカーをこちらに寄せて、息子の顔を2人の正面に向けると……。
2人とも「え!?!?!?これは違うでしょ!!!!!どう見ても!!!!!」みたいな、言葉遣いはこんなんじゃないですが、ノリはそんな感じで、ちょっと失笑気味でした。きっと、お2人の想定よりも全然斜視っぽくなかったんだと思います。
え?そうなのか……小児科の先生は一瞬で寄り目って言ってたけど、眼科専門医の診たてだと全然違うんだなと、ちょっとびっくり。
医療は各科の専門性がめちゃ高いから当然のことですが、緊張して覚悟して診察に臨んだので、拍子抜けでした。
子供は上まぶたなどのつくりがまだ出来上がってないので、目頭付近のまぶたのお肉がぼっちゃりしてて白目を覆い、寄り目っぽく見える(偽斜視というそうです)ことがあって、息子もそうだということでした。こんなんでいちいち斜視を疑ってたらキリないよ的な雰囲気でした。そうなのか……。
偽斜視については私も以前から知っていましたが、軽度の斜視との見分けが私にはできませんでした。
お2人は高度医療を提供するためにそこにいらっしゃるわけで、軽症ですらないのに時間をとらせて申し訳なかった……。でも、ずっと心配しているより何億倍もマシでした。
最後に、私自身が斜視で、調べたら遺伝もあり得るかもしれないとのことだったので心配になって……と言うと、少し驚いた様子で、そうなんですか……、遺伝はね、あり得るんですと。そうですよね。
心配ないですか?と改めて聞いたら、2人が一緒にめっちゃ真剣な顔で息子の目にライトを当ててじっと診てくれて、心配ないです!!とのことでした。
良かった。お手数をおかけしました。
診察室を出てすぐ、別フロアで待っていた夫にLINEで報告したら、ホッとしていました。
今回はこれで終わりましたが、これから息子が怪我や病気で病院にお世話になることはいっぱいあると思うので、できるだけ落ち着いて、心の準備をしていかなければと思った出来事でした。私が不安がっていると息子も心細くなっちゃうので、できる限り、ドーン!と構えたいものです。
医大を受診した話はこれで終わりです。