むっかしに書いた歌詞のイメージ的なやつです
一応、ミクが主人公になるのかな……
ーーーーーーーーーーー「廊下から落ちたんだって」
「別れ話されて、ショックで自殺したんでしょ?」
「え? そうなの?」
ーーーーーーーーーーー「ねえ」
夕暮れに染まる廊下。
私の手まで赤くなってる。
「どうして死んだの?」
私とその子はただの知り合い。
私は事件に興味があるだけ。
ねえ、どうして貴女は飛び降りたの?
「フられたからなんかじゃないよね」
夕暮れに染まる廊下。
返事は返ってこない。
私はいつも、死にたがりのあの子を見てた。
飛び降りようとしても、いつもダメ。
首を吊ろうとするけど、寸前でやめる。
手首を切っても致命傷にはならない。
死にたがりのあの子を、見たがりの私は見ていた。
どんなに酷いことを言われて、死のうとしても死ねなかったのに。
急に廊下から飛び降りるなんて。
「有り得ない」
それに、今までは屋上だったのに、何故急に廊下なの?
廊下の窓なんて、もしかしたら死ねないかもしれないじゃない。
「それに」
死んだ姿を見たがりの私は見た。
死にたがりじゃなくなっちゃったねって。
でも、あの子は仰向けだった。
自分から飛び降りた時って、大体うつ伏せなのよね。
私は見てきたから。
良く知ってる。
私も死にたがりだったから
良く知ってる。
なのに
「仰向けなのよね」
死にたがりのあの子は
「今日もダメと呟く 見たがりの私はつまらないと嘆く」
死にたがりのあの子と
「今からの私は似ている」
不可解な部分が沢山あるの。
「その辺、キチンと私に教えてくれないかしら」死にたがりさん
「生きてたのね」
「元から死ぬ気なんてなかった」
「落とされたのね」
「気付いたの?」
「貴女が死ねないこと、よく知ってるから」
「ずっと見てたものね。止めもせずに」
「気付いてたの」
「当たり前よ」
「首絞めてたら、落とされちゃった」
「彼はまだ意識が戻ってないわよ」
「なんだ、生きてるの?」
「貴女のが危なかったわね」
「また絞めに行かなきゃ」
「どうするの? 貴女死んだことになってるのに」
「幽霊の仕業ね」
「で、彼を殺しに行くなら、私は止めなきゃならないんだけど」
「それは困るわ」
「死にたがりなの、私も」
「じゃあ、記憶だけが飛んで、生きてるといいね」
「お互い様」
ああ、今度は
私の番。