通訳案内士としての資質や本質的に

求められているものって何だろう?


JNTO(日本政府観光局)発信の

ガイドラインにはこう書いてあります。


総合的な外国語の能力並びに日本地理、日本歴史、一般常識及び通訳案内の実務に係る正確な知識を活用して行われる、通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力について判定するものとする。


ん〜

お役所的な言い回し過ぎて

これが本質とは思えない


2次口述試験の評価項目は

このように記載されています


・プレゼンテーション

・コミュニケーション

 (臨機応変な対応力、会話継続への意欲等)

・文法及び語彙

・発音及び発声 

・ホスピタリティ

 (全国通訳案内士としての適切な受け答え等)


試験の評価項目として

受験者の目指すべき指針にもなります

近年、ホスピタリティも追加されたようですね!


語学力と正しい日本文化の知識を土台として

ゲストの要望や興味・関心に合わせた

ご案内を心がけたいですね


また、ゲストの出身地の食文化や宗教的忌避

などにもしっかりと対応できるガイドで

ありたいですね

(プロであればある意味当たり前ですが)


心構えはあっても思い込みはいけません

訪日観光客全員が

神社仏閣に感動する訳でもないし

寿司が好きな訳でもありません


ご案内したときの表情や

会話から興味の有無を察するのも

大切ですね


明治神宮は竹下通りや代々木公園などに

切り替え易いので

つまらなさそうだったら

さっさと切り上げちゃいます😊

(自由な少人数のFITの場合ですが)


ドイツ人の男性1人を居酒屋ガイドしたときは

勝手な思い込みで事前に話のネタを仕込みました


サッカーの話は盛り上がるだろう!

ソーセージとじゃがいもは毎日食べるの?

ビールは水代わりに飲む感じ?


これらのネタを切り出したら

That is just a stereotype!!

と大笑い!


サッカーはやらないし観ない

ソーセージは好きだけど毎日は食べない

ビールとじゃがいもは嫌い!

とのこと🤣


仕込みネタ総崩れ😆


ドイツ🇩🇪人は

サッカー⚽️好き

ビール🍺好き

っていうのは完全な日本人の思い込み


サムライ

芸者

フジヤマ

忍者

寿司

天ぷら


確かに海外でこのネタ出されたら

ちょっと笑っちゃいますね😝


観光客である前に人として接すること

最初の10分で距離感を掴むこと

関心の変化や疲労の蓄積に敏感に気づくこと


何より自分の感性を押し付けないこと

そして言語コミニケーションを通じて

私というガイドをつけたからこその

体験を提供すること


これが私の考える

通訳案内士としての資質や

本質的に求められているもの

です


こんな思いを持ちながら

何が自分にできるか


考え中。。