全国通訳案内士という資格は

その合格率の低さから

難関資格と言われることがあります

英語受験では

1次試験の合格率が19.1%

2次試験の合格率が43.7%

最終合格率は8.5%

が今年度の結果です


数字だけ見ると確かに難関資格です

でも難関な割には

社会的な価値が相対的な低いように感じます


資格って難関かどうかが大切なのではなく

その資格の有資格者が社会にどう貢献するか

が大切なんだと思っています


そしてその貢献性を高めるためには

資格そのものの社会的価値を

高めることが必要です


この資格が求める主な要件は

外国語によるコミュニケーション

日本文化の正しい伝達

そして

ホスピタリティ

です


これらの要件を備える有資格者は

ガイド活動だけでなく

もっと企業活動で活躍できるはずです


観光庁はガイドというフィールドだけでなく

幅広い経済活動でこの資格保有者の

有用性を広報するべきです


旅行業界ではない分野での企業活動に

全国通訳案内士を人材活用することで

既存有資格者の活躍の場も広がり

新たに資格取得を目指す企業人が増える

ことにも繋がります


残念ながら私も含め(50歳台)

有資格者の年齢層は高い状態です

それが悪いことではありませんが

もっと若い世代がこの資格に目を向けて

もらえるような施策が必要だと感じます


若い世代がこの資格に魅力を感じ

取りたい資格として選ばれる存在になることで

人材の裾根が広がり

様々な場面で求められる資格となるはずです


いまはコロナで

インバウンドビジネスが難しい次期です


有資格者となった今

この資格の社会的価値を高めるための活動を

模索します!