通訳案内士試験には

シチュエーション質疑

と言う課題があります


通訳課題で読み上げられる文章に

関連するシチュエーションが与えられ

旅行者とガイドという役割で

擬似やり取りするというものです


私の通訳の出題はこれ


日本には寺や城など

歴史的に重要な遺産がたくさんあり

政府は地方に観光客を呼び込み

活性化させるために

寺泊や城泊を推進しています

2018年には京都の世界遺産、仁和寺が

2020年には愛媛県の大洲城が

一泊100万円で売り出され

話題になりました


これに関連して提示された

シチュエーションはこんな感じ


ゲスト:70代のアメリカ人ご夫婦


ご主人がお城好きであなたはこのゲストと

お城に来ています

奥さまは元々膝が悪く

今回の日本旅行で歩き回ったため

少し悪化してしまっているようです


ご主人はお城を楽しみにしていましたが

城の急な階段を登るのは無理な様子です


全国通訳案内士としてどのように対応しますか?


この設定を読んだ時頭に思い浮かんだのがこれ


ちょうど10月に出張で松山に行った際に

松山城で撮ったものです

まさにころげ落ちそうなくらいな急階段!


膝の悪いお年寄りには無理だと判断して

こう切りだてみました


城の中の階段を登るのはやめて

城は外観そのものや城を含む景色が

とても美しいので

それを楽むのはいかがですか?


と言った時に浮かんでいた情景がこれ


ただこの応答はゲスト役の試験官から

こう切り返されました


I’m interested in the interior design of the castle.


そう来るか〜😏😏

で、こう対応しました


城の1階部分に展示室があり

城の調度品や武具、甲冑などの展示があります。

そこなら階段を使わないので

奥様も行くことができ

ご主人もインテリアデザインなどを

楽しむことができますよ


展示室の話は咄嗟の創作です😅


10月に松山城に行き

実際に急な階段を登ったり

1階部分の雰囲気を体感したりしたことが

このシチュエーション質疑で

役に立ったことは間違いありません


ツアーガイドの場合

座学知識もある程度必要ですが

ゲストを唸らせるネタは

実体験から得られることが多いです


試験に受かるか落ちるかはわかりませんが

インバウンドが戻ってきたら

ガイドはするつもりなので

今のうちにおすすめスポットに足を運んで

ネタを仕入れておきたいですね