通訳案内士になるため。。


というよりその先にあるガイド実践における

知識の積み重ねのために

日本歴史を学ぶ訳ですが

山川の図録を眺めていると

仏教美術の奥深さや洞察の鋭さ、

構図の心地よさなど

精神の均衡や善悪のバランス感に

目を奪われることがあります


ちょうど天平文化あたりを

おさらいしていたら

あまりにも有名ではありますが

東大寺法華堂不空羂索観音像

の美しさにハッとさせられました

脇を固める

日光菩薩、月光菩薩も光背とのバランスの中で

美しく配置されてます

※配置については諸説あります


特に私が好きなのは光背です

遠近感があり

観音像とその空間全体を

包み込むその有り様は

見る者を圧倒します


個人的にはこんな蘊蓄は大好きなんですが

ガイドとなると話は別です


ゲストの関心がどこにあるかによって

説明ストーリーは変える必要がありますね


知識の押し売りは

ゲストの飽きを生みます


歴史の古さに驚く人もいれば

美術的な素晴らしさに感動する人もいます


仏像より建築に関心を寄せる人もいます


雑談の中からゲストの関心事を

早い段階でキャッチできると

満足度の高いガイディングができますね


サウイウモノニ

ワタシハナリタイ