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Professor Xの投資日記

国際情勢の専門家が、投資を実践します。

国内株式、FX、CFDが対象です。

空売りもやります。

やはりS&Pの格下げは金曜日に出てきましたね。フランスは1段階、ドイツは据え置きなので、サプライズは無い内容でした。

ユーロは急落して、96円台をうかがう水準になりましたが、これは格下げよりもギリシャの債務再編協議が中断したしまったことのほうが大きいのではないでしょうか。

どうやら、民間債権者による自発的ヘアカットは、難しいようです。おそらく民間負担を減らして、ドイツ・フランス・ECBなどによる負担を増やす方向が模索されると思われますが、問題はヘッジファンドなどの保有するギリシャ国債の扱いではないかと考えられます。

ヘッジファンドは、自発的なヘアカットにはおそらく応じないでしょう。そうすると、もし銀行などが自発的なヘアカットに応じた場合には、いわば「ただ乗り」して自分たちの保有するギリシャ国債は満額償還されることになりかねません。こうした事態を避けるために、ギリシャ政府は集団行動条項(CAC)を適用し、ヘッジファンドにもヘアカットを強制することを検討しているようです。しかし、ギリシャ国債のCDSを同時に買ってリスクヘッジをしている模様ですので、強制的なヘアカットということになるとCDSのイベント発生ということになり、CDSによって補償されることになると考えられます。

つまり、ヘッジファンドは、いずれにしても利益を得られるという非常に強い立場にあり、それを利用してギリシャを追い込んでいるのでしょう。ギリシャの経済はどんどん悪化していて、ギリシャ支援策は手詰まりになっているように思います。ギリシャのデフォルトというXデーは、意外と近いかもしれません。

ユーロ円については、97.90円で売っていたものを、97.20円で買い戻しました。約10万円の利益です。その後、戻りが鈍いので、再び97.20円近辺で売り始めています。

日本株については、商船三井、ルネサスエレトロニクスを空売りしました。バルチック海運指数がこのところ急落していて、商船三井も連れ安しています。このトレンドはしばらく続くのではないかと思っています。