教科書通りに、ただ内容を唱えて一方的に教師の話を聞いて、何も分からず

 指示された事しかできない人間を、多くの大人たちは「使徒」と呼んだ。

 

 大人たちは、笑顔で使徒たちに言葉を掛ける。

 「未来を作るのは、君たちだよ」

 

 それを言われた10年後、大人になって同じ大人になった人たちから

 「お前、言われたことしかできねえのかよ、これだから、ゆとりは」

 

 それが悔しくて、周りによりどんな努力して会社の売上に貢献しても

 上司からは、「まだまだ学生気分が抜けてねえな、もっと寝ずにやれよ」

 と、「ああ言えば、こう言う」人たちに囲まれて鬱になっていた。

 

 その結果、大人を怨むようになった。

 

 使徒たちに対しては、

 自分たちの上の世代が間違えた選択を、背負わされたツケを次世代に負わせる

 ような大人になっては、負の連鎖は止まらない。

 そういって、私は、子どものことに対しては何でも許すようになった。