今夜は
かなだいラストダンスの配信(前編)がありますね!


なのでその前に
この間の関西テレビドキュメンタリー

「高橋大輔37歳のラストダンス」



周回遅れでの感想をちょこっと。

(いつもながらノロマなカメの熊ですみません)



懐かしの映像を挟み
事実を淡々と追いながら

それでもスタッフの敬意と情熱が
存分に感じられる番組でした。


密着18年。




ナレーション「フィギュアスケート界のパイオニアとして挑戦する姿は…」

熊「18年かあ~!バンクーバー落ちの私などよりよっぽど長いよね!」

ナレーション「…かっこよかった」←直球


熊「愛が駄々漏れ!!!(笑)」


森口澄士くんが「Luv Letterが憧れ」と言おうものなら
すかさず



「ウチいいのありまっせ!みてみて!!」

とばかりに
霧Luv letterを出して来たりー



あふれる愛が好き。


ナレーション「引退直後のアイスショーにかけていた」

D「最後のショー。

今までの自分を見せてこれから次を楽しみにしてほしい」






熊「いいねえ、この手の舞台裏みるの大好き!ワクワク」


引退のきっかけは
膝は勿論のことながら
このショーを作ったことも一因と言うDさん。


熊「んー確かにねえ…あのクオリティのショーをプロデュースしながら現役、ってのは難しいと私でも思っちゃいたけどさ…

現役続けて欲しさに、あえてスルーしてた部分あったんよね…」←鬼畜

だって演技直前のバックヤードでのこの引き締まった表情…

現役でないとなかなかテレビで見られない光景。



ちなみに私は現役にもエンタメにも両方期待をしていたのですが…

そりゃ過酷って話よね…身体5つくらいないと持たないわ

雰囲気作りまで徹底する完璧主義者だもの。



このエッジケース着脱云々はあれですよね、

ディズニーランドに電線がないのと同じ理論←ん?違う??



…それから
こうした発言からもうかがえるように



Dさんが目指しているのは
いわゆるカンパニー構想と思われ。

彼の夢なんですよね。

そもそもアイスダンス始めた理由じたい
エンタメに生かせるだろうというのがスタートだったはず。

なので当初こっちだって
そうかそうか、そうなのねー
なんてややライトな感じに捉えていたのに

なんかこう…いつしか手段が目的を侵食したというか
ミイラ取りがミイラにというか

現役の面白さを改めて再認識してしまい(苦笑)

だから…はあー
来季からの競技観戦のモチベーションが…←まだ言ってる


ソチシーズンワールドへの心残りと




最後のワールドへの意気込み







彼の強い気持ちをしっかり受け止めながら



自身をも昇華させた村元哉中というアイスダンサーの凄さ。

そんなことも感じましたよ。



哉中ちゃんもホントお疲れ様でした!


そして番組スタッフの心残り?

5年前のインタビューで

D「どこに豊かさを持つことが大事なのか いい生活をすることで豊かになるのか

何を豊かにしておけば良い選択ができるのか感じてきたかなと思うんで…」





それが何かと問うも

D「それはまだ言わない」






イケズゥ!!!←スタッフ心の叫びを勝手に想像




とはいえ

この時はまだ人に話すほどには確信がなかったのかもしれませんね。


紆余曲折を経て

「スケートしか出来ない自分」を受け入れ

ようやく自分を認められるまで成熟し

再び問われた質問の答えに

スタッフが感じた思いは

「クローネ」ノーカット放送に込められているのかと思われます。

いつだって彼の演技は雄弁なので。

でも、あえて言葉にしたならば


ナレーション「最後にもう一度きいてみた」



D「エンターテインメントという世界が好きなので
ジャンルを問わずにいろんなものをみるのが大好き

そこに関われてることだけでホントに幸せだと思うし

これからも色んな形で関わっていけたら





人生良くなくても楽しく過ごせるんじゃないかな」




人生の達人の境地ィ!!!





自分が何者かを知ることは
才能ある人ほど
実は骨が折れるような気がします。

器とは
大きければそれだけ
満たすのに時間がかかるので

満水にするための努力を続けるのは
並外れた辛抱強さが必要となる。

だけど今
ここまでナチュラルに自分を受け入れていられるのなら

回り道こそしても
彼は常に正しい道を歩き続けて来たんだろうなと思えますよね。


これからもまだまだその道のりを見守って行きたいものです。




「僕らはもっと、高橋大輔を追いかけたい」





ですよ☆