盛り上がってますねNHK杯。

最近めっきりフィギュアに縁遠くなっている私ですが

やっぱりスケートっていいな♪←真央ちゃんふう


とりあえずアイスダンス。

とりあえずかなだい(笑)







昨シーズンと比べると凄まじい安定感。

佇まいなら後半グループでしたわよ(笑)
流石ベテラン。

なんでもRDのリフトは「どっこいしょ」って担ぐイメージらしいのですが

かなだいのリフト全般
昨年と比べたら「どっこいしょ感」が驚くほど薄くなっていました!

要素から要素の流れが途切れず滑らか。観てて気持ちいい。

それにデーリンのふとした足さばき、指先の動きが

相変わらずいちいち艶っぽいわあ(///∇///)

ちょっとしたことなんだけど

その「ちょっとしたこと」って、意外と印象に残るよね。





楽しみにしてた「ラ・バヤデール」








足元3センチくらい浮いてそうな浮遊感がたまらないプログラム。

THE☆夢の世界!ですね。

先に滑った小松原コレト組の「SAYURI」が
悲壮感すら漂うドラマチックさだったせいか余計フワフワ感じた。

この2人の演技も
胸に迫るものがあってとても良かったです!




五輪選考が悩ましいったらありゃしない(私が選ぶ訳じゃないけど)

それにしても
気合いたっぷりの
小松原夫人(←何故か夫人呼び)の
鬼気迫る美しさったら。

今回の悔しさをバネにもっと上手くなりそう。

手強いライバルがいるって刺激になるんだなとしみじみ…


日本カップル2組とも
それぞれ個性が違って上手いなぁと思うんだけど

海外勢の壁がやはり厚すぎー(笑)





シニカツなんてあれね

ロシアカップルがラフマニノフ滑るなんてズルいだろと思うんだけど(笑)




考えてみれば
日本人がソーラン節滑るのと大差ないのか。

(うーん…ちょっと違う気もしますが。海外受け考えてるもんね「ソーラン節」にしろ「SAYURI」にしろ)


チョック&ベイツほどのカップルが転倒したのはビックリでしたが



その後の演技に響かせないのが流石です。



ブランドというものが重んじられがちなフィギュアスケートの世界の中でも

とりわけアイスダンスのブランドってのは絶大なところがあり

積み重ねてきた評価、即ち順位付けって
そうそうひっくり返るものではない。

高得点ジャンプがないぶん余計に。

まあ私がアイスダンスの得点よくわかってないってのが大きいんですけど

結局のところ
ダンス系ってホントに好みの問題になっちゃって…(汗)

「私はこれが好きだからあーーー!」

って理由で順位つけられないジャッジは大変だとつくづく思う。

私なんかの目には
みんなだいたい上手に見えるんですね。

そりゃそれなりのレベルに達した人たちの集まりだから当たり前。

でも
ワールドや五輪等の
メダル争いするレベルの選手たちって
やはり特別感があり「上手い…」と唸ってしまうし
纏う空気感も違う。

ではどこが違うのかと考えると

揺るぎない技術力や失敗する気のしない安定感なんて
もはや当然として

生まれもった「華」やら「オーラ」に加え←ここは努力ではいかんともしがたい部分があり…

細かい部分における美意識が鍵になって来るんでしょうね。

そう、細部を疎かにする者に芸術の神は振り向かない。


アイスダンスという競技において

要素の細かい部分はもちろん
ジワジワと点数に繋がるので
取りこぼし出来ませんが

「直接」点数に結びつくって訳ではない
細かい部分ってあるじゃないですか。

余白というか遊びというか職人魂というか…うまい言葉が見当たらないけど 

あと1センチ指を伸ばすだとか

あと10度くらい視線を上げるだとか

「そこまでしなくていいんだけど」

みたいな、自己満足…いや、高みを求めるこだわりは

皆が皆やる訳じゃない。

やらなくても別にいいし、出来ない人もいるだろうし、する意味が理解できない人もいるかも。

だけど

細部ってあまり見ていないようで(きっちり見てる人もいますが)実は

無意識の領域でも我々の頭の隅に残り続けるんだと思う。

それはメイン部分の美しさを際立たせる縁飾り。


根気よく紡ぎ、張り巡らせた

美しさという細い糸の束が

最後にうねりとなって中心に引き寄せられる時

観る者の心をも絡めとってゆくのではないかしら。

人はそれを感動と呼ぶ。のでは。


感動、とか難しいですけどね。

ミスがなかったからと言って
感心はしても
感動するとは限らないし

皆が皆、同じもので感動するとは限らないし。

要は
そのへんを数値化するのはもっと難しいって話です。

もっと言えば
だから私はアイスダンスの採点の勉強するの
面倒だなあ、っていう言い訳なのでした←めんどくさがり


一応スコア貼っておきましょうね。