〜移動スタイル(応用編)〜



ベア子の聞き耳スタイルは、実はかなり高度だ。



まず、


部長の机の横を「ゆっくり」歩く。(1回目)



次に、


「あ〜喉乾いたぁ」と独り言を入れ、


給湯室へ向かう。(2回目)



そして、


戻るついでに再び通り過ぎる。(3回目)



こうして自然を装いながら、


さりげなく“情報の濃い位置”を通過する。



しかし最終フォームはもっと強烈だ。



なぜか、部長の真後ろに立っている。



振り返られた瞬間だけ、


「あっ…すみません!えへへ」


と笑ってごまかす。

なぜそこに立っていたのかは、
絶対に言わない。

それが、

“移動型・聞き耳ベア子” の深淵なのである。