湿度の高い日が続きます。
手放す本を出していたら、1985年に行ったゴッホ展の図録が出てきました。
就職してまだ間がない頃行ったゴッホ展。
その時は美術館に行くのが楽しくて、行く度に図録を買っていたけれど、いかんせん、重い!厚い・・・・・。
今はまず買うことがなくなった図録。
いつか開く時が来るだろう、と思いつつ、そんな時間はなかなか来ない。
とっとと手放すか?と思っていた時にこのゴッホの図録を開く。
すると
当時は気にもしなかったにしんの絵。
そうか、ゴッホの住んでいたオランダでも、にしんは日常に食べられていたはず。
会津の郷土料理のひとつ、にしんの山椒漬けは有名。
最初はあまりこの食べ物に関心がなかったのですが、息子もお酒を飲むようになってこの美味しさに目覚め、
そして何よりにしんが美味しい!と思ったのは
ノルウエイで食べた酢漬けが本当に厚みがあって脂がのっていて美味しかった!
いつも食べ慣れているのとはまた一味違い、
パンにはさんで食べてあまりに美味しかったので、
サンドイッチにして持ち歩いたのを思い出しました。
※B級ホテル、他にもこうしている方は何人もいました。
ということで、それまでは滅多に自分では漬けなかったにしんをでしたが、今では美味しそうなものをみるとすぐマリネにしたくなります。
玉ねぎ、にんじん、パプリカなどマリネにできそうな野菜をマリネ液に漬け込むだけ。
にしんを食べつつゴッホの絵を見る。
短い人生に詰まったゴッホの絵、久しぶりに厚い図録を見つつ
ゴッホを想う・・・・・。
もう少しゴッホを深堀しようかと思いつつ、
彼のテーマ、メメント・モリという言葉がよぎります。
にしんのマリネ、さっと焼いても美味しいのです。
酒のつまみにはお勧めです。