こんにちは。
愛知県安城市で「犬小屋から神社仏閣まで」をモットーに
住宅の新築・リフォームを手掛けている、Beansの1級建築士天野です。
前回は、地元・白山神社で長年使用してきた高さ25mの杉の大幟竿を、
ステンレス製ポールへ変更することになった経緯をご紹介しました。
今回は、その新しいポールを支える基礎工事の様子をご紹介します。
古い基礎の撤去作業
まずは長年使われた古い基礎の撤去から
これまでの大幟竿は、地中に約1.5m埋め込まれたケヤキ製の支持台で支えられていました。
18年間使用してきた杉の竿とともに、長年お祭りを支えてきた設備です。
新しいステンレスポールを設置するため、まずは既存の基礎を解体・撤去することから始めました。
重機を使用してコンクリートを撤去し、地中を掘り進めていきます。
深さ2.3mまで掘りました
今回の掘削深さは、なんと約2,300mm(2.3m)!
人の身長をはるかに超える深さです。
地上に15mものポールを建てるためには、
それを支える地中部分の施工が非常に重要になります。
見えない部分こそ、手を抜けません!
掘削が終わると、次は基礎をつくる作業です。
ベースコンクリートの打設
まずはベースコンクリートを施工し、その上に鉄筋を組み立てていきます。
今回の写真をご覧いただくと分かるように、鉄筋を縦横に配置し、
しっかりとした基礎をつくっていきます。
しっかりと鉄筋で、頑丈な基礎
そして型枠を組み、コンクリートを打設。
新しいステンレスポールを差し込むための筒状の部分も設けました。
長方形の基礎が完成し、真ん中にはポールが刺さるパイプ
高いポールを支える構造物だけに、地上に見える部分だけでなく、
地中の基礎が大切です。
住宅の基礎工事も同じですが、完成してしまえば見えなくなる部分にこそ、
施工の大切さがあると考えています。
周りを埋め戻し、地上750mmしか見えません
コンクリート基礎の完成!さらに石張りで美しく
基礎コンクリートが完成した後は、周囲を埋め戻して整地。
地上に残る基礎部分は、そのままコンクリートを見せるのではなく、
石張りで仕上げることになりました。
神社の境内という場所柄、強度だけでなく、周囲の景観との調和も大切です。
石を一枚ずつ丁寧に施工し、落ち着いた雰囲気の立派な台座が完成しました。
工事前のケヤキの支持台から比べると、見た目も大きく変わりました。
地域の伝統を、この先も守っていくために
今回の工事は、単に杉の幟竿をステンレス製に取り替えるだけではありません。
長年続いてきた地域のお祭りを、これから先も安全に続けていくための工事です。
普段の住宅工事とは違った内容ですが、こうした仕事に携われることも、
地元の工務店として嬉しいことです。
基礎の周りに石を張り、立派な土台が完成しました
そして、どんな工事であっても基本は同じ。
「見えない部分まで、しっかりとした仕事をする」
これからも大切にしていきたいと思います。
次回はいよいよ、全長16.5mのステンレスポールの建て込みです!
そして、完成後のお祓いと、真新しい大幟旗が秋空に掲げられた祭礼の様子をご紹介します。
どうぞお楽しみに!
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