夫たっての願いによりシンプルそしてミニマムでしたがとてもよい式でした。
亡くなってからの3日間は自宅で過ごすことができたので通夜として十分な時間もありました。
今日のこと。
黙祷と焼香後は夫を囲んで語らいの場になりました。
BGMは好きなジブリシリーズのオルゴールバージョンです。皆で夫に触れ涙をながしながら、時には笑いもありあたたかい時間をすごすことができました。
出棺のときの兄、弟、甥二人と仲人さん(大学時代の部活の先輩)達に運んでもらう様子をみていたら妻はもちろん上も感謝と嬉しい気持ちで胸が張りさけそうになりました。だれよりも夫がそうだったとおもいます。
なんてあたたかいのだろう。
大切な人たちに大切に運んでもらえてよかったね、夫。
斎場の待合室ではお酒が好きだった夫を思い皆で酌み交わしました。
小さかった甥達や上が夫を偲んでいる様を彼にもみせてあげたかったです。
帰宅後、上は眠りこけているので静かないま夫と二人で過ごしています。
二年ほどの闘病生活でした。その間に楽しいことやうれしいこともありましたがそんなことは吹っ飛んでしまうほど辛いことや悲しいことが多かったです。
病気になって気づいたこと、気付かされたことなんてひとつもありません。
ただひたすらにこの病が憎かったです。
だからお願いです。
はじめのブログにも書きましたが膵臓がんをがんの王様とよぶのはやめていただけないでしょうか。
犯罪者に様をつけるようなものだと思いますから。強いのはよくわかったのでほかの表現でおねがいしたいです。
ちなみにわたしはアイツ、悪魔などと
表現しておりました。
ブログを通じて知り合えたかた、コメントやメッセージでやりとりをしてくださった方、フォロワーの方々みなさまからパワーをいただき、拗れた私の拠り所になってくださいました。
心より感謝を申しあげます。
ありがとうございました。
最愛の夫へ
泣かずに喪主をつとめたから褒めて。
いつものあれでいいよ。
完