全ての散歩はここから始まった。
原点、本郷。
いつの頃からか再開発の波にどれだけ浸食されたかの定期パトロール散歩となってしまったが、今回は今までで一番変化の激しい風景だった。
おそらく最後に見るであろう路地がそこかしこに。。。
まずは金魚坂の路地。
金魚の池は無くなっていた。
美しい石垣。
逆にここは手前の家が取り壊されたから初めて見られるようになった壁であった。
そうこの石畳の路地に入り、、
美しいトタンを通り抜けると、、
樋口一葉旧居跡の井戸。
百年間時間が止まっている空間。
ここだけはいつまでも残っていて欲しい。
自分的には今回の散歩のベストショット。
どうでしょう?
なんとも美しい青銅錆の屋根。
右下に指が写るという不覚。
見よこの見事な蔦!!
なんとも昭和チックな会社。
きっとその昔は昼休憩には屋上で社員が輪になってバレーボールをしていたことであろう。
実は今回訪れた最大の目的が、まるや肉店の「菊坂コロッケ」だった。
他に類を見ないなんともスパイシーな、生涯食べた中で間違いなくベストワンのコロッケだった。
初めて食べた時はあまりの美味さに店先で2回追加購入(つまり計3個)したほどだ。
ところが、今回伺ったら「牛肉コロッケ」と名前が変わっていた。
息子さんと思しき店主にお聞きすると、先代が4年前にお亡くなりになってから菊坂コロッケはやめてしまったとのこと。
推測するに、おそらくあの唯一無二の味を再現できなかったのかな。
さようなら、菊坂コロッケ。。。あの味は永遠に忘れないよ。
(写真はその牛肉コロッケ)
美しい石垣。
この夏最後の朝顔かな。
こんな石垣も見なくなった。
美しいトタン。
由緒正しき鳳明館。
(おそらく)昭和の家を取り壊した後に見える昭和の家。
樋口一葉が生活に瀕した時にたびたび訪れた旧伊勢屋質店。
ここからは高級住宅街の西方へ。
昭和の豪宅が点在する。
江戸川乱歩の小説に出てきそうな旧宅の玄関。
更に向丘へ。
なんとも時間が止まっている小庭。
いつまでも残っていて欲しい。



















































