私が勤めている自家焙煎珈琲会社の社長のお母さま(専務)は
今年70歳を迎えられました。
若いころは 写真を見ても本当に美しい方で(女優の三田佳子さん風)
もちろん今でも美しさは健在なのですが。
前置きはさておき社長のお母さまは大のお花好きでお店の前にも
季節の花をいくつものプランターに植えているのです。
お店に買いに来られた方ともお花の話題で盛り上がったり
いつしか私もミニミニ花博士になってきたのですが。。。
そして事件は起こりました。
その日 社長は出張 奥さんは早退して配達員もいなくて
私一人で店番等をしていました。
パソコンばかり触っていて少し疲れたのでお日さまでも浴びよう!
と息抜きにお店の外に出てみました。
すると
明らかにプランターの前で不審な動きをしている初老の男の人発見!
「???」
いやいや あくまでも灰色は黒ではないんだ!
むやみに人を疑ってはいけない。
大切なお客さまかもしれないじゃないか!!
私の心の声がそう叫んでいます。
そして笑顔に切り替えて
「何かおさがしでし・・・・」
そう言いかけた瞬間
「 ブチッ! 」
奥さんが大切に育てているプランターのパンジーを3本 折って手に取ったのです!
こともあろうに私の目の前で !
「えっ・・・」
冷静沈着をモットーとする私も何が起こったのか分からず一瞬ですが頭の脳みそが
別世界に移動していました。
しかしつぎの瞬間
「なんでお花を取るの??お花がかわいそうでしょ!」
溢れんばかりの怒りの心の中とはちょっとかけ離れてしまいましたが
子供を諭すような口調でその人をたしなめていました。
すると そのおじいさん 悪びれる様子はあまりなく「見つかったか !」
くらいの感じで(私にはそう見えた)
「あっ アイムソーリー。ソーリー」
そう言うと折った花をプランターに投げて慌てるわけでもなく去っていきました。
「ソーリー???」
私の頭は完全にパンクしおじいさんの後ろ姿を黙ってみているだけでした。
しかしその後ろ姿 肩にかけてる布地の大きなカバンから
ハナミズキにナデシコ さらにマーガレット ! が 顔を出してる !
なぜかそんな時でもスラスラ花の名前が出てくるのが悔しいけど
いやいや あかんやん。
確かに灰色は罰せずとつい5分前まで思ってたけど
その花も取ったんちゃうの??頭の中でグルグル・・
今なら
「何かお花を買えない事情があったのかも」
「病床の妻にお花を見せたい一心からつい出来心を・・・・」
などお得意の妄想ができるのですがその時ばかりは
私も悪魔??の心がでてしまいました。
これを機に
「花泥棒」から卒業してね ! おじいちゃん 」
