先日の昼、息子と昼食を食べる準備をしていたときの話です。
高級スーパで買ってきたNZ産の牛(ヒレ)切り落としステーキ。
3人で食べるとちょっと少ないけど、2人だとたっぷりあります。奇数個はいっていたから、端数の1個は息子にあげようっと。
大根があるから、今日はおろしポン酢であっさりといただこう。
そんなことを思って準備をしていました。
仕上げのラストスパートで、大根おろしは息子にお願いしました。
:「大根の端、食べていい?」
:「いいよー。」
といういつもの会話があって出来上がり。できた大根おろしをスプーンで水気を切るようにすくって、それぞれの器にいれました。
我が家で使っているのは上のような陶器製で、中央部におろしのつぶつぶがついているタイプです。
残った汁はいつものとおり、注ぎ口から私がいただきました(行儀が悪くてすみません)。
:「辛っ!」
その後、ご飯やお肉のお皿を配膳したり、お茶を入れたりしたのですが、胃のあたりに捻れるような激痛がはしり、一瞬で頭痛や肩こりが急激に悪化、なんだか目もおかしな感じになって体が鉛のように重くなり、意識が少し危なくなりました。
直感で、大根おろしの汁の刺激が強すぎたんだと思い、お茶を少し飲んでご飯とお肉をゆっくり食べたところ、徐々に症状が軽減しました。頭や肩の痛みは食後も残ったので、息子に事情を話して少しマッサージをしてもらいました。
今まで大根おろしの汁を飲んでこんなふうになったことはありません。気になったのでネットで調べたら、迷走神経反射をおこしたことがわかりました。
ぶっ倒れて救急車騒動になっていたかもしれません。
7cmぐらいの大根で作った大根おろしの残り汁で意識が朦朧とするなんて、大根恐るべしです。
みなさまもお気をつけください。
ちなみに、生の大根にはジアスターゼがたっぷり含まれています。ジアスターゼはでんぷんの消化酵素(アミラーゼ)なので、食欲の秋、年末年始の食事にうまく取り入れるとよいです。お正月明けに食べる七草粥は理にかなっています(昔の人はえらい!)。