消化器≫≫肛門直腸病≫≫痔核 治療


通常、痔は症状がなければ治療の必要はありません。


便軟化剤やオオバコの種などの膨張性薬剤を服用すると、


排便時の力みが軽減されることがあります。


肛門を温水に浸すと症状が軽くなることがあります。


腰湯の要領で浴槽の途中までお湯を張ってお尻を浸したり、


温水シャワートイレを使って温めてもいいでしょう。


出血を伴う痔には、


痔核を瘢痕(はんこん)化させて除去する硬化剤を注入します。


この方法は注入硬化療法と呼ばれています。


大きな内痔核や注入硬化療法で効果がなかった痔には、


内痔核の根元をゴム輪で縛り除去する治療法があります。


これは輪ゴム結紮(けっさつ)法と呼ばれています。


痛みもなく、


輪ゴムにより痔がしぼみ脱落するのです。


この治療は通常1回に1つの痔核に対して行われ、


2週間以上の間隔で行われます。


このほか、


レーザー(レーザー破壊)や赤外線(赤外線光凝固術)、


電流(電気凝固法)などを使用して内痔核を破壊する治療法などもあります。


以上のような治療がうまくいかない場合は、


手術を行います。


従来、


痔の手術は後でひどい痛みを伴いましたが、


最近では痛みの少ない手技が行われるようになっています。


その1つに、


痔核動脈をドップラー超音波で確認して結紮する方法があります。


動脈からの痔核への血流供給を減らすためです。


また環状に自動吻合器(ふんごうき)で吻合する痔核切除術もあります。


静脈瘤にできた血のかたまりによって痛みを伴う痔核の治療法には、


温座浴、


局所麻酔用の軟膏(なんこう)、


ウィッチヘイゼル


(訳注:マンサク科の植物で樹皮や葉が治療に使われる)


の湿布などがあります。


これで痛みと腫れはなくなり、


血のかたまりも4?6週間で消失します。


特に痛みがひどい場合には、


その静脈を切って血栓を除去すると、


痛みは急速になくなることもあります。





















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