PITTI UOMO 104 続報 | ELEMENTS OF STYLE

PITTI UOMO 104 続報

 

久しぶりの更新です。



出張中もブログをアップしたのは一回だけ・・・

 

 

サボっていたわけではありません(苦笑)。



コロナ前は深夜でも寝ずにブログを書いていましたが、体調管理を優先させるために少しやり方を変えました。

 

 

具体的にはブログを書けない分インスタライブでリアルな情報を動画配信する手法を1月の出張から始め、今回もPITTI UOMOではSTILE LATINOとBELVEST、ミラノではTAGLIATOREとLARDINI、DRUMOHRのショールームでライブを配信しました。

 

 

私のInstagramのアカウントにアーカイブを残してあるので、まだご覧になっていない方は是非ご覧いただければと思います。

 

 

フィレンツェでアップした前回のブログも画像を増やして加筆して、更に詳しく内容を充実させましたので、既にご覧になった方も再度ご覧いただければと思います。

 

 

と言うことで、今回は遅ればせながらPITTI UOMO 104の続報です。

 

 

 

 

 

 

ERRICO FORMICOLAのブースでディスプレイされていたマドラスチェック風のジャケット。

 

 

プレコレクションの時はシャツで綺麗なマドラス風のチェックがありましたが、ジャケットも良い色柄のマドラス風チェックを展開していて目を惹きました。

 

 

 

ちなみに、PITTIの後にMILANOのBOGLIOLIのショールームに行きましたが、やはりマドラス風のチェックを展開していました。

 

 

 
これもいいですね。


自分のようなリアルアイビー世代にはかなり刺さります。


70年代後半から80年代前半頃のアメリカントラディショナルのイメージなんです。


個人的にも来春夏着たい柄です。
 
 
バイイングしなかったら個人オーダーします(笑)。
 
 
今回のPITTIはシャツもジャケットもパンツもマドラス風のチェックのバリエーションが増えていました。
 
 
 
 
 
 
 
レザーは明るく綺麗な色のバリエーションが増えていました。

 

 
 
 
 
 
 
 
様々な色がありましたが、その中でもグリーン系とサックスブルーが多かった印象です。
 
 
トレンドカラーのラベンダーやホワイトもありました。


形は様々ですが、こんな綺麗な色のレザーは、着るだけで簡単に着こなしに変化をつけられるアイテムだと思います。


日本のようにライダースジャケット一辺倒でないというのもレザーのリアルな流れだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

LBM 1911のブース。

 

LBMは色の提案と見せ方がとてもうまいので、毎回チェックしていますが、バイイングもしないのにいつもブースの中を見せてくれて写真も撮らせてくれます。

 

 

 

 
 
 
今回もトレンドカラーのサックスブルーとライラックを中心とした打ち出しでした。
 
 
スモーキーなサックスブルーとライラックの打ち出しは本当に多く見られました。
 
 
LBMのブースは毎回トレンドカラーを取り入れたカラーコーディネートも明確なので、バイヤーにとってはとてもイメージしやすいビジュアルマーチャンダイズだと思います。
 
 
 
 
 
 
カジュアルなテイストをミックスしてモダンなクラシックスタイルを提案するSARTORIO

 

 

 

 

 

 

 
 
最近のPITTIでのSARTORIOの打ち出しは、良くも悪くも日本人がイメージするKITONのセカンドラインのSARTORIOのイメージとはちょっと違うのかなと思います。


でも、PITTIの後にミラノに行って色々なショップをリサーチすると、このテイストが今のイタリアのドレスダウンスタイルなのかなと思います。


それについてはまた別の機会に触れたいと思います。
 
 
コーディネートの好き嫌いは別として、PITTIの出展ブランドで綺麗な色のジャケットをこれだけメインで提案していたのはSARTORIOだけと言ってもいいでしょう。


諸事情があり、ここ数年はバイイングには至りませんが、毎シーズン必ず必ず生地はチェックしています。


ちなみに、昨年の春夏にSTRASBURGOさんで展開していた、このマドラスチェック風のジャケットは良かったですね。
 
 
ミッドタウンのお店で真剣に試着しました。
 
 
それもディスプレイ外してもらって・・・


こんな綺麗なチェックなかなかありません。
 
 
 
 
そして、今回はこのフレスコのワイドストライプのスーツが良かったです。

 


ジャケットをパッチポケットにして、ちょっとスポーティーな雰囲気で着たいですね。

 

 

 

 

 

会社の体制が変わり、リニューアルしたALTEA

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
完全にトータルブランドになって、テイストもちょっと若くなりました。
 
 
逆にこういったテイストでセンスのいいイタリアブランドはなかなかないので、今のPITTIでは貴重な存在なのかもしれません。
 
 
特に日本人のようなセレクト力と編集力のない国のバイヤーにとっては、ALTEAのようにアイテムも素材も色もトレンドをある程度網羅しているトータルブランドは貴重なのかもしれません。


自分が見ても、なかなかトレンドをおさえたうまい提案をしているなと感じました。
 
 
 
 
 
 
3年ぶりの春夏のPITTI UOMOでしたが、一言で言うとカジュアル傾向に振れている印象でした。


カジュアルと言ってもドレス系のカジュアルなので、ストリート系のカジュアルとは違いますが、色々なカジュアルスタイルを見ている我々日本人にとっては、ちょっと?な打ち出しやコーディネートも見られました。


ジャケットやスーツのサプライヤーも有名どころは、STILE LATINO、BELVEST、CARUSO、SARTORIO、LBMくらいで、あとはあまり聞いたことがないブランドが多く、ちょっと寂しい感じでした。


来場者の中でタイドアップしているのはコスプレ系の人ばかり。
 
 
パイプや葉巻咥えて、ダレスバッグにステッキって、こんな人会場の中には誰もいません。

 
真っ当なクラシックな装いをしているのは日本人が一番多かった印象です。


私もおそらくカジュアルなスタイルの人が多いと予想していたので、敢えて3日間スーツにタイドアップで通しました。
 
 
 
 
いつもと変わらないスタイルですが、色々な方に写真撮って頂きました。


ありがとうございました。
 
 
 
 
 
個人的には少し消化不良なPITTI UOMOでしたが、それでも色々細かな流れも見えて来たので、結果的には行って良かったなと思っています。


やはり、現地でしか感じられない事は多いと思います。


次回の一月は秋冬なので、もう少しドレス系の打ち出しが増えることを期待したいと思います。
 
 
今回は来場者のスナップも撮ってきたので、次回はそのスナップをお見せしたいと思います。


コスプレではないリアルなスナップをお見せします。
 
 
 
 
 
 
 
大変お待たせしました。

MR_BEAMS CHANNEL 2023秋冬”NAKAMURA NOTE” ITEM編アップしました。

 

 
是非ご視聴ください。