PITTI UOMO 97 続報 | ELEMENTS OF STYLE

PITTI UOMO 97 続報

 

先週の土曜日に帰国しました。

 

 

今回はパリのストライキ以外はトラブルもなく、移動が多かったので大変でしたが、無事に終わったと思いきや日曜日の夜から高熱が出て、何年かぶりに会社を病欠しました。

 

 

因みに、インフルエンザではありませんでしたが、血液検査の結果何かの菌に感染しているとのこと・・・

 

 

抗生剤を飲んで一日で何とか平熱に戻ったので重い体を引きずって出社すると、西口も芹沢もマスクをしていて体調不良・・・

 

 

オッサンの私がハードスケジュールについていけていなかっただけと思いきや、若い二人も実は相当きつかったようです。

 

 

まあ、3人とも現地で具合が悪くならなくて良かったとポジティブに考えた方がいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は現地でアップできなかったPITTI UOMOの続報です。

 

 

FINAMOREは綺麗なチェックと無地のカラーシャツが目を引きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のPITTIは意外とチェックのシャツが多かったと言う印象です。

 

 

そして、無地のカラーシャツも同じくらい多く見られました。

 

 

下段のダブルポケットのシャツはコーデュロイ。

 

 

ダブルポケットの流れがあるので気持ちはわかるのですが、個人的にはフィナモレのイメージじゃないなと言うのが正直なところ。

 

 

いくら流れとは言っても、ナポリのハンドメイドのシャツ屋がここに手を出さなくてもいいのになと個人的には思います。

 


ジャケットのディスプレイはカラーシャツにタイドアップ。

 

 

 

 

?と思う人も多いと思いますが、実はこんな感じのコーディネートは今回のPITTIではチラホラ見受けられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ORIANはブースの壁面をモノトーンでまとめていたので、この流れでいくのかなと思いきや、いつも通りのプリントおしでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本では秋冬のプリントシャツは難しいですが、これだけおしているということは、日本以外の国でかなり需要があるということでしょうね。

 

 

オリアンも無地のカラーシャツを展開していました。

 

 

 

 

 

 

フィナモレに比べると発色が暗いですが、これもオリアンっぽい色だしですね。

 

 

最近イタリアのシャツブランドでも増えている機能素材のシャツをオリアンでも展開していました。

 

 

 

 

イージーケア、ストレッチ、防汚、防水と色々ありますが、好き嫌いは別としてこういうシャツがイタリアブランドでも増えているのは間違いない傾向です。

 

 

機能素材のニーズが増えているのは理解しているので否定する気は全くないのですが、いろいろなブランドで同じような実演されてアピールされるとなんとなく気持ちがなえてしまう自分がいます。(苦笑)

 

 

「こういうのもあるよ」 くらいでアピールされるのがいいですね。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

CIRCOLOのブースもモノトーンとカラーの打ち出し。

 

 

 

 

モノトーンは白×黒ではなく、グレー×アイボリー。

 

 

来秋冬はこんな柔らかなトーンのモノトーンも多くなりそうです。

 

 

カラーはこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のPITTIで特に目についたベリー系のトーンはやはりチルコロでもやっています。

 

 

その他の色もグリーン、イエロー、オレンジと、ほぼトレンドカラーを網羅しています。

 

 

セットアップの提案が多かったのも今回の特徴です。

 

 

こんなビンテージ調の柄もありました。

 

 

 

 

プリントでビンテージ調の柄を表現するというのは新しいですが、ジャージにビンテージ柄はなくてもいいかなというのが個人的な印象。

 

 

でも色々なことにチャレンジするのはいいことですね。

 

 

今回もスタンドがいつも賑わっていたので、チルコロの勢いは衰えずという印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FRANCO BASSIはジャガードの打ち出し。

 

 

ここ数年続いたビンテージ調のプリント柄をジャガードに置き換えた打ち出しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャガードになると重厚感が増すのでブリティッシュな印象が強くなります。

 

 

イタリアのブランドでこのような提案はほとんどなかったので非常に新鮮に感じます。

 

 

90年代の英国調ブームから2000年代に続くイタリアンクラシックブームの流れの時はジャガードタイの人気が圧倒的だったので、プリントタイがこれだけ増えると次はジャガードタイが来るのは容易に予想できますが、まさかフランコバッシがここまでやってくるとは思いませんでした。

 

 

個人的には下の画像のイエローを差し色に使ったストライプが刺さりました。

 

 

 

 

ブルー×イエロー好きな配色なんです。

 

 

ひとつだけ気になった点は、パネル柄のバリエーションが多すぎること。

 

 

特にパネル柄の雰囲気に合わない今っぽい色柄のものが結構あったのが個人的には?でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでもいいと言わないのが私のポリシーなので、いつも通り正直な感想を隠さずレポートしました。

 

 

代理店の方々には怒られそうですが、これも私の役割。

 

 

来週から国内の展示会が始まりますが、いつも以上に厳しめに行こうと思います。(笑)

 

 

お客様に喜んでいただけなくては意味がありませんから・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

お待たせしました。

 

 

2020年春夏トレンド解説動画アップしました。

 

 

 

 

第一回目はスプリングアウターについてです。

 

 

是非ご覧ください。

https://www.beams.co.jp/feature/200123/