PITTI UOMO 97 2日目 3日目
何となく停滞した感じの今回のPITTI UOMO。
景気が悪いこともあり守りに入っているのか、新しい提案があまり見られないのがちょっと寂しいところです。
でも、そういう時こそしっかりと流れをチェックして小さな変化を見逃さない事が重要なので、2日目も3日目も精力的にブースをチェックしてまわりました。
毎回ディスプレイの色使いが絶妙なLBM。
今回は17色ある製品染めのコーデュロイジャケットと、グリーン系のバリエーションが目を引きました。
コーデュロイの流れは来秋冬も継続しています。
ほとんどのブランドがコーデュロイを展開していますが、17色も展開しているのはLBMだけ。
こういう思い切った提案は刺さりますね。
値段もこなれているので、フィッティングとシルエットが良ければバイイングを検討しようかなと思わせる提案です。
グリーン系はこんな感じです。
コーディネートの良し悪しは別として、トレンドカラーを上手に提案しています。
多くのブースでグリーンが提案されていましたが、LBMのディスプレイは今までグリーンを着た事がない人でもグリーンを着てみようかと思わせるディスプレイです。
LBMでもラグランスリーブのバルカラー。
今回のPITTIは本当にラグランスリーブのバルカラーが多いです。
来場者の着用もかなり増えているので、流れが加速するのは間違いなさそうです。
モノトーンの提案はこんな感じです。
やはり、モノトーン+カラーですね。
ERNESTは色使いに少し変化が見られました。
ここ数年のエルネストとは明かに違う、キレイな色目のジャケットやコートの提案が増えています。
ジャケットは他のブランドでも見られたブラック×イエローのチェックが目を引きました。
イエローのカセンティーノのコートもここ数年のエルネストのイメージとは大きく違います。
来秋冬は色の提案が重要になりそうなので、正しい方向性だと思います。
ここ数年ダッフルコートの打ち出しがメインだったINVERTIEREも、今回はラグランスリーブのバルカラーの提案をメインにしていました。
個人的には2番目のブラウンに淡いグリーンのオーバーペンのグレプレイドが刺さりました。
英国のJOSHUA ELISの生地なので値段が高く、オーダーするかどうかはわかりません(苦笑)。
前回でも少し触れましたが、インバーティアでもカーコート(ハーフコート)をバリエーションに加えていました。
CHEANEYはレースアップのブーツのバリエーションが増えていました。
他のブランドでもレースアップのバリエーションが増えていてディスプレイのコーディネートでも使われていたので、数年振りにリバイバルしそうな印象です。
この辺りの流れは今後も注意深くチェックして行こうと思います。
午前2:00を過ぎました。
そろそろ限界です。
最終日も見逃しがないか会場をチェックします。
またレポートします。
お休みなさい。