PITTI UOMO 97 初日
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
遅い新年のご挨拶なりましたが、今日から2020秋冬のPITTI UOMOが始まりフィレンツェに来ています。
最近は2日目から入るバイヤーさん達も多くなりましたが、BEAMSチームは初日からフル回転。
10:00から会場がクローズする18:00までブースをチェックしてまわりました。
今日はPITTI UOMO 97 初日のレポートです。
TAGLIATOREはモノトーンに色をさす打ち出しでした。
ご覧のように、黒やグレーをベースにイエローやブラウンをさし色に使う打ち出しです。
プレコレクションでも打ち出されていた提案ですが、そこから大きく変えずバリエーションを増やして提案してきました。
タイドアップのディスプレイはほとんどなく、タートルネックを使ったディスプレイが多いのは、今シーズンの流れを継続しています。
数年前までは色々と盛った濃いコーディネートの打ち出しが特徴だったタリアトーレも、ここ数年で随分洗練された打ち出しに変わりました。
このブログでもイタリア血中度の濃いイタリアンスタイルは古くなって来ていると以前から言ってきましたが、最近のタリアトーレの打ち出しを見ても、その流れを顕著に物語っていると思います。
それでも私からすれば、まだ充分にコッテリしている感じですが...(笑)
LARDINIはシベリア鉄道からインスピレーションされたコレクションでした。
TAGLIATOREとは対極的な打ち出しですね。
さし色に赤系のカラーやグリーンを使っていますが、これは他のブランドでも多く見られました。
全体的にはラルディーニらしい上品で洗練された提案ですが、個人的にはテーマに縛られ過ぎてバリエーションが少なく感じてしまうのがちょっと気になるところです。
コレクション全体はミラノのショールームで見ないとわからないので、ミラノでしっかりチェックしたいと思います。
DRUMOHRはモノトーンとカラーの両面の打ち出しでした。
やはり赤系とグリーン系のバリエーションが多く、そこにターコイズブルーが少しさされているのが印象的でした。
初日を見た感じでは、モノトーンの流れは継続しつつも、色がかなり打ち出されている印象です。
特に赤系やグリーン、イエロー、オレンジあたりのカラーが随分多く見られました。
アイテムに関してはバルカラーのバリエーションがかなり増えていて、ロング丈だけでなくショート丈のカーコートが少し出て来ている印象です。
いずれにせよ、カチッとしたテーラードコートよりもトレンチやバルカラーのようなスポーティーなコートの方が注目されているように感じます。
午前1:30を過ぎました。
そろそろ限界です。
今日はいつもの初日以上に歩いたので足がパンパンです。
これから湯船に使って疲れをとります。
またレポートします。
最後に今日のBEAMSチーム。
私の着ているコート、ちょっと派手かなと思ったのですが、いろいろな人にいい柄だと言われました。
まさにモノトーン×カラーです。