PITTI UOMO 96 2日目
先月までは今年のフィレンツェは涼しいと聞いていましたが、予想は外れ毎日30度越え。
今年は湿度も高いので東京の夏より少しマシくらいという感じです。
心なしか来場者のスタイルが軽くなっているように感じるのは天候のせいなのか傾向なのか、そんな事も考えながら会場のブースをまわり流れを見ています。
前回に続きPITTI UOMOの2日目のレポートです。
TAGLIATORE
これまでの派手な演出のディスプレイは無く、上の画像のようなドローコードのパンツを使ったセットアップのコーディネートをメインに打ち出していました。
ジレを使ったコーディネートが一体もなく、ほとんどがニットを使ったコーディネートというのも今の流れを物語っています。
ニットの下にポロシャツを着て襟を出さない着方は、日本でも70年代から80年代に流行っていたので私は違和感ないですが、これは当時を知る人と知らない人で感じ方が違うでしょう。
いずれにしてもこれまでは押しの強い雰囲気がタリアトーレのイメージでしたが、年々ソフィスケートされたイメージにシフトして来ているように感じます。
艶があり過ぎるイタリア血中度が高いスタイルが現地でも古臭く感じられるようになっている象徴的な例のひとつだと思います。
GIANETTO PORTOFINO
流行とは関係なく以前から明るい色柄を得意としているブランドなので、今回もプリント柄を中心に明るい色柄中心の打ち出しでした。
新しいところでは上の画像にあるようなネオンカラー言われる蛍光色。
これはイタリアの有名生地メーカーが打ち出していることもあり、他のシャツブランドでも見られた流れです。
難易度の高いカラーというのが正直な印象ですが、他のアイテムでも見られたカラーなので、取り入れるか取り入れないかは別として注意深く流れを見て行こうと思います。
DRAKE’S
日本ではまだまだネクタイブランドのイメージが強いドレイクスですが、現地ではトータルブランドとしての認知度がかなり高くなっています。
今回も上の画像のようにかなりアメリカのテイストを意識したアイテムが増えていました。
ドレス系のカジュアルスタイルはアイビーやプレッピーの流れが再び来ているように感じます。
アメリカンテイストといっても英国人とイタリア人では表現の仕方が少し違うという印象です。
私にとってはクレージーストライプのように80年代にBEAMSのスタッフの間で流行したアイテムもあるので、なんだかとても懐かしい感じのコレクションでもあります。
午前2:30を過ぎました。
そろそろ限界です。
またレポートします。
おやすみなさい。