PITTI UOMO 95 2日目 3日目
PITTIのレポートなかなか更新できずすみません。
会食後ブログを書き始めると眠気に襲われ、何度も寝落ちて午前2時過ぎまで頑張るも断念。
そんな日が続きました。
毎日10:00から18:00まで会場で歩き回って、20:00以降に始まる会食は3時間超えるので、早くホテルに戻れる日がないと連日のアップはなかなか難しい状況です。
という事で、PITTI UOMOも終わり、ミラノに移動しましたが、2日目と3日目のレポートです。
BARBA
日本ではシャツブランドのイメージが強いバルバですが、今やジャケット、スーツ、パンツ、アウターまで展開しているので、バルバを知らない人がPITTIのブースを見れば完全なトータルブランドです。
シャツ以外ではコーデュロイのカーゴパンツや4ポケットジャケットも。
コーデュロイは引き続きトレンド素材としてかなり多く見られました。
下段のチェックのサファリ風ジャケットは、チャコールグレーとブラウンのコンビネーション。
ブラックやグレーを使ったチェックは今回のPITTIで本当に多く見られました。
バルバに関しては進行しているプロジェクトがあるのですが、今回ブースでサンプルをチェックしたところ、少し問題があったので再サンプルの打ち合わせもしました。
GIANNETTO PORTOFINO
毎回カラフルなシャツが多いイメージのジャンネット ポルトフィーノのブースも今回少し変化がありました。
モノトーンのチェックやブラックベースのプリントシャツは明らかに今までのイメージとは違います。
ブラックベースのプリントシャツは他のシャツブランドでもかなり見られましたが、少し難易度が高いなという印象です。
ベージュ×ブラックのチェックシャツ、白黒のグレンプレイドのシャツジャケット、コーデュロイのオーバーシャツなど、他のブランドでも多く見られた色柄や素材はしっかりおさえていました。
ERNESTO
エルネストの打ち出しはカラフルな色を使った英国調。
他のブランドには無いカラフルなタータンチェックが目をひきました。
タータンやネップ入りのヘリンボーンをカラフルな色で表現する提案はオリジナルティーがあり、クラシックな柄のアップデートと言う流れにも合ってはいますが、ちょっと難易度が高いというのが正直な印象。
英国調をアップデートさせて色柄にアレンジを加えた提案は多くブランドで見られましたが、さじ加減が重要になりそうです。
3段目のベーシックな英国調の生地は見た目はツイードですが軽さと柔らかさがあります。
”ツイードに見えるが軽く柔らかく”
”ツイードに見えるが軽く柔らかく”
これは今回他のブランドでも良く聞かれたキーワードです。
個人的には下段のベージュのグレンプレイドのラップコートが刺さりました。
値段がまだ出ていませんでしたが、素材感も良かったので多分高そうです。(苦笑)
ゆったりしたシルエットのラグランのラップコートも今回のPITTIでは多く見られました。
ALTEA
もともとネクタイブランドだったアルテアも、今やトータルブランドとして認知されてブースはいつも賑わっています。
今回の打ち出しはカラーバリエーションだったようで、PITTIのブースでこれだけカラーバリエーションが揃っているのはアルテアだけと言ってもいいでしょう。
その中でもブルーとグリーンは特にバリエーション多く展開していました。
グリーンは他のブランドでも多く見られたカラーですが、日本では80年代以降大きな流れになったのはミリタリーグリーンだけと言ってもいいので、そろそろ綺麗なトーンのグリーンが来るかもしれません。
春夏のトレンドカラーであるイエローも見られました。
イエローは春夏から秋冬に続くトレンドカラーになりそうです。
編み地が変わったクリケットセーターや柄と色に変化のあるフェアアイルやノルディック風のニットと、ここでもトラディショナルなアイテムにアレンジを加えアップデートさせた提案が見られました。
マルチボーダーのニットも最近のアルテアらしい提案ですね。
今回のPITTIはクラシック回帰の流れは継続していますが、そのまま表現するのではなくアップデートさせてアレンジを加える提案が多く見られます。
午前2時を超えました。
今日もそろそろ限界です。
明日のアポイントも10:00スタート。
またレポートします。
おやすみなさい。