1.目的

実践活動の場での課題発見、解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識及び技術の統合を図り、管理栄養士としての具備すべき知識及び技能を修得させることを目的とする。

臨床栄養学の場においての目的は以下の3つを主とする。1つ目は、栄養アセスメントに基づいた栄養ケアプランの作成、実施、評価に関する総合的なマネジメントの考え方を理解する。2つ目は、栄養状態の評価・判定、栄養補給、栄養教育、食品と医療品の相互作用について修得する。3つ目は医療・介護制度やチーム医療における管理栄養士の役割について理解することである。

2.目標

臨床栄養学において、総合的な目標は、傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適正な栄養管理を行うことである。そのために、実践活動の場での課題発見(気づき)、課題解決への取り組みに重視し、適切なマネジメントを行うために専門的な知識や技術の統合を図ることができるようにする。

3.実習の目的、目標を理解した上で、各自の課題は何か、またそれについてどのように準備し取り組むべきか。

 臨床栄養学実習においての特徴は、病院等実際の生の現場に自分も居合わせるという経験ができることにあると理解した。他の事業所、小学校、保健所などと異なる点は、何らかの疾病に罹患している患者さんが直接口にするものを作成、指導していくため、患者さん一人一人の命に直接関わるということであると考える。また、疾病や、身体状況は人それぞれ異なるため、患者さんとの関わり方や食事の量や形状、喫食時間や栄養素のバランスなど個々で考えなければならない非常に多くを求められる現場でもあると考える。

 そういった、まさに十人十色の対象者がいる場に臨む身として、まずは病理や疾病について知識を十分に持っておくということが何より重要だと考える。疾病によっては、食べたら病態が悪化してしまうものや、最悪死に至るようなこともあると思う。そのような食事と命が直接関わる場において、正確な知識は最も重要であるし、知識がないと何も行動に移せない。また、「分かりません」では済まないのである。

次に重要であるのは、やはり人とのコミュニケーション能力を培っておくということである。病院では、直接患者さんと関わる機会が多くある。年齢も疾病も病態も精神状態もそれぞれ異なる患者さんと接するため、普段、健常者と接しているような態度で接してはいけないと思う。些細な一言で、相手にプレッシャーを与えたり、やる気を削がせたり、心を傷つけてしまうこともあると思う。今までは家族、学校の友達、先生、バイトやサークルの仲間など、狭い範囲の人としか関わっていなかったが、自分から積極的に他の年代の様々な生活状況の人と接触する機会を増やし、コミュニケーション能力を培っていくことが大切であると考える。

また、学校で勉強しているだけではどうしても分からない、“現場の空気”というものを自らの肌で感じ、色々考えて次につなげていければいいと思う。また、常に患者さんの目線に立って栄養指導や栄養管理を行なっていくことが大切であると考える。

以上のことを常に念頭におき、今から学習していきたいと思う。また、実習が始まったら、そこでしか学び感じ取れない多くのことを吸収し、学習した知識や技術を少しでも活かせるよう、積極的な姿勢で取り組んでいきたい。