私は中学2年の二学期に52回、遅刻をしたことがあります。
二学期は約75日あるので、
「3日に2日は遅刻していた」 または 「週に3〜4日は遅刻していた」 ということになります。
自慢じゃないですが、こんなに頻繁に遅刻していた人は、今までの人生で出会ったことがありません。
「ほとんど学校に行かなかった」「長期欠席していた」と言う方は居ましたが、
学期内で約7割の確率である、52回の遅刻をした人は自分だけでした。
なぜこんなに遅刻しまくっていたのか?と言うと、
学校に行きたくなかったからです。
私は無理やり中学受験をさせられ、周りが秀才か天才しか居ない私立中学の環境の中で、
勉強を全くする気が無かったため、劣等生を極めており
自己肯定感が下がりまくっていました。
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なので、学校に行ってもぜんぜん楽しくなく、
周りからも蔑まれていたので、
「学校に行きたい!」と思う訳が無かったのです。
一応、「学校には行かないとならない!」と言う義務感は持っていたため、
朝起きて、用意はするのですが、
行きたくないので、テレビをゆっくり見たり、
朝食をのんびり食べているうちに、家を出る時間が遅くなり、
電車に乗り遅れ、遅刻というパターンを繰り返していました。
親は仕事のためすでに家を出ており、
せかしてくれる存在も居なかったので、
遅刻したい放題でした。
しかし結論から言うと、
こんなどうしようもない私の遅刻グセは、
3学期にはピタリと治りました。
先生に叱られたわけでも、
親に脅されたわけでも無く、
治ったのです。
なぜ治ったのか?と言うと、
ほぼ毎日遅刻している自分に嫌気がさしたからです。
ほとほと自分がイヤになったのです。
心底、自分にあきれ果てました。
遅刻すると言う事は、みんなが授業を受けている1時間目の途中に
コソコソと教室に入って行かなくてはなりません。
一斉にみんなのあきれた視線が集まりますし、
先生からも変な顔をされます。
そんなネガティブな視線を、朝イチから味あわないといけないのがイヤでした。
また何より「こんなに遅刻している自分は最低だ」と毎日のように思わないとならない状況にあきれ果て、
これ以上自己肯定感を下げたくなかったため、
もう遅刻するのはやめよう!と自然と思えたのです。
そう思えるようになるまで、52回も遅刻しないと分からなかったんですね。
それが早いのか遅いのか分かりませんが、
いずれにせよ、中2の3学期以降は遅刻しなくなりました。
更にこの出来事により、ものすごい教訓を得ました。
それは、
「何事も自分なりに極めないと、反省する心は生まれないんだ」と言う事です。
例えば、遅刻20回目くらいで「遅刻するんじゃない!」と誰かに注意されても
私は聞く耳を持たなかったでしょう。
またガミガミとうるさく毎回注意されたとしても、
「うるせーな!」と反発したと思います。
しかし幸か不幸か、誰からも何も言われず・注意されず、
放置されていたので、
自分でじっくり考える事が出来たのです。
ほぼ毎日52回も遅刻して、遅刻を極めたからこそ、
反省する気持ちになったのです。
そう考えると、子供の教育や家族への対応も、
ガミガミ注意したとしても、相手の心には響かず、
本当に本人が心の底から反省しないと、治らないのではないか?
と思うのです。
ただし、他者をほおっておくのは本当に難しいことで、
忍耐力が必要になります。
かなり我慢しないとなりません。
私に出来るのか?と言うと、難しいのですが、
中学2年の時の教訓を忘れずに
生きて行きたいなと思うのでした。
~終わり~

