以前、私はバリバリの日本の製造業で派遣社員として働いていました。(誰もが知っている企業です)。
そこでは、驚くほど、若い女性が優遇されていました。
この場合の若い女性とは、20代を指します。
また若く見える30代も該当します。
会社側が若い人材を求める理由は、ある程度理解できます。
年齢が若い方が長く働いてくれる可能性が高いですし、
上司よりもかなり年上だと、指示を出しにくいという事情もあるでしょう。
しかし、そこにいた男性社員や上司たちの考え方があまりにも偏っていて、
驚きと不快感を覚えた体験がいくつかあるため、それを書きます。
(これを読んで下さっている方の中で、私と同じような経験をされた方もいらっしゃるかもしれませんね)。
特に、勤めている人のほとんどが男性で、
管理職や偉い人もほぼ100%男性という製造業の環境が、
そうした傾向を助長していたのだと思います。
私は外資系企業にも約6年勤務した経験があるので、
比較すると余計にその違いを感じました。
以下に驚きの例を挙げて行きます☟
具体的な体験例1:専門職の派遣社員選びに「20代の若い女性を!」という執念
通訳や翻訳などの専門職は即戦力を求める場合、20代のベテランはほとんどいません。
本当に能力のある人材を探すなら、最低でも30代後半や40代以上の方が適任です。
しかし、上司たちはそんな現実を無視して、「20代の若い女性を!」と強く望んでいました。
その執着心が正直、気持ち悪く感じました。
それに経験がほぼ無い、大学を卒業したての若い女性を選んで、
仕事が回ると思っているのでしょうか?
本人も困ると思いますし、周りも迷惑しますよね。
そんなことを一切配慮せず、若い女性が欲しい!と声高に叫んでいる姿が恐怖でした。
例2:研修動画の女性出演者に対する反応
飲酒運転防止の研修動画を見ていたとき、ナレーターとして出演していた女性が50歳くらいでした。
動画が終わった後、まだそれを見ていなかった私が上司(定年間近の男性)に「どんな動画でしたか?」と尋ねると、
第一声が「出演者がおばさんだった」と、がっかりした顔で言ったのです。
動画の内容を聞こうとしたのに、一番印象に残ったのが「出演者がおばさん」だという……。
どれだけ若い女性にこだわっているのか、その執念深さにドン引きしました。
そしてそれを恥ずかしいとも思わずに、平気で言ってしまう無神経さに唖然としました。
逆に考えてみてください。
私が、「若い男性が動画に出演していなかった。残念、がっかり」などと言ったら
人間性を疑いませんか?
アイドルを応援しているプライベート空間じゃないんだから、
職場でそんなことを言うのは、かなりおかしいと思います。
例3:26歳の事務派遣女性への特別扱い
26歳の事務の派遣女性が、自分の披露宴準備のために何度も会社を休んでいました。
当日の朝になって急に、「休みます」と連絡してくるのです。
ひどい時は、週の半分はそうやって休んでいました。
しかし、上司たちは彼女に嫌われたくない一心で一言も注意できず、
代わりに総務部に注意を任せていました。
結局その女性は、自己都合で退職したのですが、
彼女と接したくてたまらなかった上司の二人(50代後半)が、
さんざん迷惑をかけられたのにも関わらず、
高級焼肉屋で、彼女のために盛大な送別会を開いていたのです。
派遣の事務の女性を、ホステスか何かと勘違いしているのだなと思いました。
こういう状況を何回も何回も見ていると、
職場なのに、
仕事の能力では無く、若いかどうか?だけで待遇が決まるのか?
と不信感しか覚えませんでした。
もう一度言いますが、これは田舎の家族経営の小さな会社などではなく、
誰もが知っている大企業での話です。
全国に従業員が何万人も居る会社での出来事となります。
こうしたエピソードはまだまだありますが、
おじさんたちの若い女性に対する執着と執念がすご過ぎて、
引いてしまうことばかりでした。
私が若くないから、嫉妬しているというわけではありません。
なぜなら、私自身が20代や30代の頃に似たような「変な優遇」を受けたときも、
「何この人?」としか思わなかったからです。
また「10年後、20年後には私に対する彼らの態度は激変して、ひどい扱いを受けるのか?」と
たやすく想像できて、くらーい気持ちになったものです。
結局、目の前のおじさんたちは、私個人を尊重してくれているのではなく、
年齢しか見ていないのだな、と分かりました。
もちろん、すべての日本企業がこうだというわけではありません。
ただ、まだまだ古い体質が残っていて、女性の仕事の能力やコミュニケーション力よりも、
「年齢が若いかどうか」だけで判断する人が多いのも事実です。
それが女性にとって、働きづらい環境を生んでいるのは間違いないと思います。
仕事の生産性も下がっているのは、間違いありません。
外資系企業では、こんな対応をしていたら上司が首になるでしょう。
日本企業も、もっと能力本位で多様な人材を活かせるようになれば良いのでしょうが、
この状況はまだまだ変わらないでしょうね。
男性は、自分の生理的な本能や欲求を、
会社であからさまに見せるのは止めた方が良いですよ。
おなかが空いている野生動物がギラギラした目で
獲物を狙ってウロウロしているようで、
ドン引きします。
~終わり~
