なぜ今、個人の才能が輝く時代なのか?
アカペラグループのリストラーズや、ハードオフ永田さんのように、
YouTubeで活躍する個人が、もはや芸能人よりも輝いて見えます。
リストラーズ
リストラーズは、日本の男性6人組のアカペラグループです。
メンバー全員がおじさんサラリーマンで構成されており、
懐かしの歌謡曲やJ-POPをアカペラで披露するユニークなスタイルが特徴です。
YouTubeチャンネルで人気に火がつき、多くのファンを獲得しています。
ハードオフ永田
ハードオフ永田さんは、ハードオフの社員でありながら、公式YouTubeチャンネル
「ハードオフ公式チャンネル」で企画、出演、編集を全てこなしている人物です。
一人でボーカル、ギター、キーボードなど、すべての楽器を担当するスタイルで人気を博し、会社の枠を超えて多くのファンを獲得しています。
彼らは企画から実行、動画編集まで全てを自分たちでこなし、しかも本業も持っているのです。
芸能事務所に所属しているわけでも、芸能人なわけでも無く、
完全なる個人ですが、
その多才さと行動力は、驚くほど優秀だと言わざるを得ません。
マドモアゼル愛先生が予言されたように、まさに個人の時代が到来したと言えるでしょう。
なぜ今、個人の時代なのでしょうか?
それは、冥王星の動きにヒントがあります。
冥王星山羊座時代(2008年頃〜2024年)は、
冥王星が既存の権威、大企業、国家といった伝統的な組織を象徴する山羊座にありました。
この時代は、大企業が絶大な力を持つ一方で、
組織のルールや常識が絶対とされ、個人が埋もれてしまう時代でした。
しかし、昨年から冥王星水瓶座時代(2024年〜2044年)に突入したことにより、
時代の流れが180度変わったのです。
水瓶座は、「個人」「自由」「平等」「コミュニティ」を象徴するため、
時代の主役が「組織に属する歯車」から「自立した個」へとシフトしたのです。
どれだけ騒ごうがわめこうが、時代の変化に逆らえる人はいません。
大金持ちのビル・ゲイツ氏ですら、時代の流れには逆らえないのです。
水瓶座時代の今はまさに、「個人の才能や個性が、組織の力に頼らずとも輝ける時代」へと向かっています。
テクノロジー(インターネット、AI)が発展し、個人が自らの力で情報を発信し、
世界と繋がることができるようになったことにより、巨大な組織ではなく、
趣味や価値観を共有する小さなコミュニティが、力を持ち始めているのです。
個人の成功は、一朝一夕には成らず
個人が力を持つようになった時代だからこそ、大きな芸能事務所に所属してテレビに出まくっている芸能人よりも、
YouTubeで歌い続けている実力ある個人に、スポットライトが当たるのは当然のことだと思います。
むしろ今までが不公平でした。いくら実力や魅力があっても、個人というだけで注目されず、
大きな組織に守られている人たちだけが優遇される時代だったのですから。
しかしそんな時代が、もう終わりつつあります。
ただし、個人の時代が到来したからといって、実力がないのに注目されるわけではありません。
冒頭で紹介したリストラーズは、20年以上前から活動し続け、
ハードオフ永田さんは、8年ほど前からYouTubeに動画を上げており、
彼らは突然花開いたわけではありません。
むしろ、だいぶ前からコツコツと積み上げてきたものが、最近になって注目されているだけなのです。
更にこのお二方は、単に歌や楽器が上手いというだけでなく、
その生き方に多くの人が憧れているという、共通点があるのではないでしょうか。
本業を持ちながら、これだけの高レベルなものを自分たちで企画、実行、動画作成、編集までこなしている。
そして、好きなことで多くの人から注目され、副業としても稼いでいる。
このような生き方が、多くの人の憧れとなっているのです。
もちろん、ご本人たちにとっては、本業と副業を両立させるために、
時間が足りず、体力的・精神的な負担が大きい時もあるでしょう。
しかし、「本業の息抜きが副業になり、本業でしっかりと稼いで経済的基盤があるからこそ、
副業も心から楽しめる」という良い循環が生まれているのかもしれません。
この生き方は、誰もが出来るわけでは無いですし、
そもそも高レベルのスキルや、それをコツコツ積み上げて来た実績がないと無理ですね。
また子育て中、介護中など家庭の事情によっても難しいと思います。
リストラーズやハードオフ永田さんも、家族の支えやサポートがあるから
副業に励めているのかもしれません。
それでもこのような個人の活躍を見るのは、とても楽しく心躍るものです。
~終わり~

