NTTドコモが2012年7月20日に発売した「ARROWS X F-10D」(富士通製)は、“全部入り“かつ高性能なAndroidスマートフォンだ。大きな4.6型ディスプレイ、クアッドコアCPU、指紋センサー、無接点充電機能などを搭載する。防水やワンセグ、おサイフケータイなど“ガラケー機能”も網羅。多機能すぎると言っても過言ではない。
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調査会社GfK Japanの製品別販売台数ランキングでは、サムスン電子の「GALAXY S III SC-06D」(NTTドコモ)、アップルの「iPhone 4S」(16GB、ソフトバンクモバイル)に次ぐ3位(調査期間は2012年7月2日から7月29日)。国内メーカー製ではトップで、好調な売れ行きを見せている。人気の多機能スマホに死角はないのかチェックしたい。
側面は、平面と曲面を組み合わせた独特のデザイン。メタリック調の塗装が施してあり、高級感が感じられる。夏商戦向けスマホは直線的でシンプルなデザインのものが多いが、ARROWS X F-10Dは派手な印象を受ける。ディスプレイの下にはホームボタン、メニューボタン、戻るボタンの物理ボタンを備える。ボタンが小さくて本体の端に配置されているため、やや押しづらいのが気になった。
スマホはアプリやネット利用が注目されがちだが、電話としての機能も大切だ。ARROWS X F-10Dでは、富士通独自の「ヒューマンセントリックエンジン」と呼ばれるチップを搭載し、周囲の騒音に合わせて音声通話の声を聴きやすいように調整したり、声を聴きやすい音質に補正したりといった機能を備えている。周囲の光に合わせて画面の色味を自動調整したり、傾きと揺れから手に持っていることを判断して画面が消灯しないようにするなど、使いやすいように細かい配慮が満載されている。この辺りは、日本メーカーならではと言える。
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