新刊『どんどん話せる 驚異の中学英語』が出ました~!
学び直し本はたくさん出ていますが、僕が最近よく課題だと思うのは、特に初級者で独学の場合、
『中1~3を順番に総ざらいさせるのは負担が大きい』
ということです。
中1くらいまでは何とかなりますが、中2からは色々な文法が押し寄せてきて、どんどん難しくなります。そして量が多いです。途中から混乱してきます。
こうやって昔と同じやり方で、同じことをやらせていったら、同じ結果になってしまうのではないか......??
そこで、今回は構成を完全に変えました。
この本では、とにかく「もっと話せる」ことをゴールにしたい。
だったら、「話す順番」で文法を整理していくのが一番わかりやすいのではないか?
その考えのもと、第1章「主語」 → 第2章「動詞」 → 第3 「追加情報」と構成しました。
◾️ 第1章 主語について
英語を話そうと思ったら「1言目」に主語を言わなければなりませんが、意外にも多くの方がここでつまずきます。日本語で主語を省略するクセがついているからとっさに主語が出てこない、主語がいつもIで始まる、There is...や命令文など「主語で始まらないパターン」をうまく使いこなせない、など。この辺りを、「主語」という一貫したテーマのもと整理しました。
◾️ 第2章 動詞について
英語(英会話)の最重要テーマですね。be動詞と一般動詞の区別、時制の区別、助動詞の使い方、自動詞の文と他動詞の文の感覚の違い、動詞のあとが特殊な文型(SVOO、SVOC、SVO to~)。このあたりの整理ができていないと、いつまでも I....uh....am... と、動詞以降へ文がスムーズに流れていきません。主語の直後は複数の要素が絡んでくるので、非常につまずきやすいところですね。これらを「動詞」というテーマのもと、集中的に訓練します。
◾️ 第3章 追加情報について
動詞のあとに来る色々な "つけたし" のパターンです。前置詞、to不定詞、接続詞は「情報をつけたす」という意味で同じ仲間の言葉ですし、関係代名詞も名詞に情報をつけたす表現。こうした "つけたし" の技術と感覚を養うことで、より長くて内容の充実した文が作れるようになります。ある意味、英語が本当に面白くなるのはここからですね。(しかし、話す順番的に、まずは<主語→動詞>と文をスムーズに切り出せないといけない...)
---
本書は独学の初級者をメインにターゲットにしているので、簡単なカタカナのルビをつけました。また、導入の4コママンガも、ちょっとクスッと笑えるものに。各レッスン、クイズ形式の会話練習問題や、ロールプレイができるダイアログもつけています。あ、それと!音声cdには、ナレーションの他、僕自身が吹き込んだプチ解説も聞けます^ ^
独学の初級者が、最後までやりきれる本にしたい!接続詞とか関係代名詞も、さらりと使えるようになってほしい!そんな気持ちで書きました。よかったらチェックしてみてください~!!
アマゾン → http://goo.gl/fB4nZD
ナツメ社HP(「立ち読み」できます!)→ http://goo.gl/WKD1wq