フレーズを場面と結びつける | 山田暢彦 直伝![英語って、本当はこんなに簡単]

山田暢彦 直伝![英語って、本当はこんなに簡単]

TOEIC連続満点、国連英検特A級、英検1級。
英会話コーチ・山田暢彦(やまだのぶひこ)のバイリンガル・ブログ

★ バイリンガル子育て ★

以前の記事にも書いたことがあるのですが、「語りかけ」をするときに僕が強く意識しているのは、フレーズを『場面と結びつける』ことです。

フレーズの意味が頭でわかるだけではなく、具体的に「どんな場面で使うか」が、実体験を通じて直感的にわかることが大事だと思います。

たとえば、いまは be going to~ を意識的にインプットしているのですが、be going to~は「~するつもりです」と未来の予定・計画を表すほか、「予想」を言うときにも使います。(この「予想」の用法を知らない人は意外と多い・・・)

参考書を見ると、「今の状況をもとに判断して、将来起こる出来事を予想するときに使う」と書いてあります。

このように言葉で説明されても、いまいちピンとこないですよね ^^;

でも、そうじゃなくて、たとえば、

・雨雲が立ちこめてきたところで It is going to rain.

と言われたり、

・お盆からコップが落ちそうなのを見て The cup is going to fall!

と言われたりすれば、be going toが「予想」を表すことが、何となく無意識にわかりますね。

他にも、たとえば我が家では、娘を両手で思いっきり抱き上げてから、You're going to fall! と言って手を離す、という遊びをよくしています。

こういった場面・体験を積み重ねる中で、知らず知らずのうちに「予想を表すbe going to」を習得してくれるでしょう。

こうして英語を日常生活の「場面」としっかり結びつけてあげれば、フレーズの使い方やニュアンスなどは、すぐに吸収してくれます。

英語(言葉)はあくまでも「人 VS. 人」のコミュニケーション道具なので、リアルな場面の中で、本人の「キモチ」や「五感」に訴えるような語りかけが効果的だと思います。