こうあらすじを書くと違った映画のような気もしますが、大まかなストーリーはこんな感じです。
冒頭、リーたちの暮らすボロいログハウスの描写と共に流れるミズーリ・ワルツ(ミズーリ州の州歌)。ここから僕はただならぬ引き込まれ方をしました。映画にとって音楽はかなり重要な要素であることを再確認しましった。
劇中でも、おそらくヒルビリーと呼ばれるカントリーの原型というような音楽が多様されていて本当にいい音楽を使う映画だなーと関心していました。映像も冬のどんよりした雰囲気が出ていて、音楽と絶妙なマッチを見せていました。
ストーリーも実におもしろくて、このリーの暮らすミズーリ州の山間部は、住人のほとんどが親戚といった感じで、その親戚のほぼ全員が犯罪で生計を立てているといった少し変わった地域です。(実際にそのあたりは、アメリカという国に馴染めずやむを得なくそういった生活をしている移民の方々が住んでいるらしいですが。)
そういった近隣の親戚たちに父の行方を聞いてみても、みんな深入りするな などと言って真実を話そうとしません。親戚たちのそういった態度を不審に思ったリーはどんどんと謎に迫って行くのですが、ならず者の親戚たちからあらゆる妨害を受けてしまいます。
そんな中で、父がその親戚たちの中で守られる絶対の掟を破った為に暗に処刑されていることを知り、リーは生活の為に父の死の証拠を探し始めます。唯一、味方をしてくれるティアドロップ(父の兄)と共に。
この映画の見所はなんと言ってもリーを演じるジェニファー・ローレンスの演技力でしょう。なんと肝の据わった演技なんでしょうか。目力が凄いです。圧倒されてしまいました。こんな17歳を目の前にしたら、きっと僕は喋るのがやっとでしょう(笑)
最近観た映画でもかなり上位の方に食い込んで来た良作です。かなり入り込んでしまい、時間の経過を忘れてしまいました。
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