CT待合室にいた方から聞いたお話です
お話した方
健康診断で「要再検査」になり
T大学病院泌尿器科でCTを撮ったら
腎臓ガンステージIIIです
うちの病院では手術できないので
TJ大学病院を紹介します
いきなりいわれて頭真っ白になり
ここ(TJ大学病院)きたの
主治医はT先生だけどあなたは?
と聞かれ
私は違う先生と答えました
T先生CT見ながら
これはもう末期です
長くはないでしょう
(ビックリした私)
初診でそんな風にはっきり言う?
言わないと思うけど?
(お話した方)
ズバリ言われたのよ
大泣きしながら
余命はどのくらいと聞いたら
3ヶ月ですね
顔つきの悪い腫瘍です
肺にもポツンとあります
肺がんでしょう
ここでは手術できません
肺がんはTI大学病院がいいから
紹介します
余命宣告されて

さらに肺がん

3か月しか
生きられない
生きられない
生きられない
・
・
・
頭の中はそればっかり
3か月しか生きられないんじゃ
いろんなもの処分しなきゃ
と思い
家の中のもの殆ど捨てちゃった
もうすぐ死ぬのかと思うと
飲めず
食べられず
眠れず
毎日泣いて
60キロあった体重が47キロまでに落ち
ゴミ出しに行くと近所の人が
げっそり痩せた私を見て
◯さん大丈夫?
心配してくれるほどげっそり
今は戻ってきたけどね
肺がんの方の病院に行かなきゃで
TI大学病院に行ったら
腫瘍は極小さいです
腎ガンが原発です
手術は腎臓からしてください
そのことを伝えにTJ大学病院を受診し
腎ガン手術の予約をしました
5月某日手術の当日
主治医T先生から
腫瘍は取ってみないとわからないけど
99%悪性
英語で言うと99.9%
私はこの病院で1番の症例数があるので
間違いないでしょう
(ここで私)
症例数が多いのは
T先生じゃなくK先生では?
(お話の方)
自分が一番って言ってたよ
だけどもしかしたら
肝臓の方もやるかもしれないから
開腹手術になるかもしれないから
当日になって
かもしれないから
かもしれないから
って…ひどくない?
(そこで私)
術前説明で話されたと思うけど?
(お話の方)
もうすぐ死ぬのかって
そればっかりで
ちゃんと聞く余裕なんてなかったわよ
本当に私
あと3ヶ月しか生きられないんですか?
って先生に聞くと
そうでしょうね
運命だと思ってください
今年いっぱい無理なんですね?
そうでしょう
って…
ちょっとちょっと!
何それ?
そんなはっきり言うドクターいる?
信じられないと私がいうと
言ったのよT先生
手術から目が覚めたら
ダビンチ手術だったの
といいながら
手術の傷跡を見せてくれました
待合室には他の人もいるのに

あなたもダビンチだった?
と聞かれて
私は腹腔鏡手術
7年前ダビンチはまだ保険適用外
けど穴をあけるのは同じよ
手術後痛かったでしょう?
と聞かれて
私は開頭も開腹もやっているので
腹腔鏡は楽で痛くなかった
と答えると
何の病気でそんなに手術?
と聞かれて
脳腫瘍と子宮腺筋症
病気のことを聞かれて答えて
待合室にいる人に
私の個人情報ダダ漏れ

そんな話をしてたらお話の方が
処置室に呼ばれました
検査前に
造影剤を入れる針を刺して
検査を待ちます
こうして待ちます
お話の方が処置室へ行ったら
看護師さんから検査表を渡されました
検査表に
クレアチニン値とeGFR値がありました
クレアチニン 0.8
eGFR 57.8
クレアチニン値はボーダーだけど
eGFRは正常値より少し低くなった

気をつけないと

腎ガンだった方のお話は
まだ続きますが
次回に
