「ミケさん、手術終わりましたよ」


「はぁ~い」といったような?気がします。



麻酔が覚めたのを確認して手術室を出ました。

手術室を出た時は覚えていません。



ICUへ行く前にCTを撮りました。

というのは、気を失ってたので、

後で知ったのですが。



CTを撮る前か?あとか?


運ばれる途中・・・



ぐぇぇぇぇぇー!((>д<))


酸素マスクの中に、

思いっきり吐いて目が覚めました。



い、い、息ができないぃぃぃ((>д<))


く、く、くさいぃぃぃぃ(´д`lll)



と思ったけど、それをどう処理したのか?

すぐに気を失ったので、わかりません。



でも、よっぽどその時のことが

強烈な印象に残っているのか?


マスクが嫌いになりました。



脳の手術をすると、脳浮腫を起こすので吐くのです。




吐いた後、目が覚めたのはICUでした。



両親と彼(今のダンナ)が、ベッドの両脇で、

私の顔を覗き込んでいました。



「97%(腫瘍が)取れたってさ」

母が言いました。



ふ~ん・・・


といったかどうか?

また気を失いました。


手術時間は12時間でした。




うつらうつら・・

昼なんだか?夜なんだか?

わからない日が3日ぐらい続きました。



ICUには1週間いました。


ベッド上で絶対安静なので、

トイレはベッド上でした。



気持ち悪くて吐きまくり、

ひどく痰が絡んで痰を吐きまくり、

唇がボロボロになってしまいました。



母から聞いたのですが、

ICUに戻ってきたときの私の姿は、


両手両足は点滴につながれ、

頭には2本ドレーンがぶら下がってて、

顏は試合後のボクサーみたいにパンパンに腫れて、

まるで宇宙人みたいだったそうです。



顏が腫れたのは、

後頭部を開くため、長時間うつ伏せにされ、

ドーナツ枕の穴に顏をうずめてたからだそうです。



そんな顏を彼に見られたのが、

当時すごく恥ずかしく思いました。



ICUは家族しか入れません。

なのに、なぜ彼が入れたのか?



「兄です」といったそうです。


手術する前、1か月間入院してたので、

ナースたちには、彼だとばれているのに。



ICUから一般病室へ戻り、

1か月後に髄膜炎になり、

泣くほど痛い脊髄注射を5回打って、

6月6日に退院しました。



3か月。

ながーい入院生活でした。



入院生活を語ると、すごーく長くなるので、

これでおしまい。(笑)