久しぶりに友達と会うと、
必ず話題になるのは「親の介護」
「私は父の介護をしたことがある」といってはいるけど、
果たして「介護」という言葉がふさわしいのか?
と思うことがあります。
父は脳出血の後遺症で、右半身が不自由になり、
文字が書けなくて、杖がないと歩けませんでした。
脳出血を起こした直後は、右半身は全く動かず、
ろれつが回らず、何を言ってるのかわからなかったけど、
リハビリのおかげで、ある程度動けるようになり、
発音が少しおかしいけど、しゃべれるようになりました。
介護認定「要介護2」でした。
でも、家での生活は不自由なく動けたので、
これといって「介護」の必要はありませんでした。
ごはんを作ってあげれば、介助しなくても一人で食べられる。
洗濯をしてあげて、部屋の掃除をしてあげる。
これって、子どもを「世話」するのと同じです。
しかし・・・
お風呂は一人で入れないので、
訪問入浴サービスを受けていました。
通院は、私と病院で待ち合わせて、
ケアマネさんが介護タクシーを手配してくれました。
父は介護タクシーで病院に来ていました。
ある時から、父と同居人(弟夫婦)と折り合いが悪くなり、
父をたたくようになったので、家族会議をし、
「一切、父のことはしない」と同居人が宣言したので、
私が実家に通い、
「父のためだけの炊事、洗濯、掃除」をすることになりました。
私が「介護の代表者」になり、
ケアマネージャーと通信し、「介護計画」を立てて、
「介護」をすることになったのです。
私にも家族があり、仕事もしてて、しかも病人。
私だけではできないので、「介護2」を最大限利用し、
ヘルパーさんに「父のための家事」を助けてもらいました。
こうなると、「介護」というのでしょうか。
外出の際、車いすに乗せたり、歩行介助をしたり、
倒れて動けなくなった時、おむつ交換をしたり。
そんなときは「介護してる」と思いました。
う~~ん。。。(ーー;)
「介護」という意味を、国語辞典で調べたら、
(自宅で寝ている病人の)介抱や看護をすること。
父は、寝ていなかったし、病人じゃありませんでした。
私のほうが、手術を必要とするほどの病人でした(-_-;)
そんなこんなで・・・・
私は「介護経験がある」といってもいいのでしょうか?
脳出血を起こして入院、リハビリ病院転院、入院の手配や、
介護保険の申請、認定を受けて、毎年更新の審査などは
しましたが。。。