来月、うちのくもん教室で、中年生の親子を対象に、
中学の学習や高校受験についてお話をします。
そのお知らせの手紙を、1人ひとりに配る前に聞かれました。
支援学級の○君に、この手紙を渡すの、どう思う?
○君は、高校受験はしないでしょ?
お話は普通学級の生徒向けだし。
(障害児がいる)ミケ先生が、この手紙を受け取ったら、ヤダなって思う?
「ヤダなと思う」というのは、こんなことだと思います。
うちの子は高校受験しないから関係ないのに、どうして知らせるんだろう?
うちの子は他の子と違うんだから、そういうところ配慮してほしい。
私は、もらっても気にしないけど、変に気を配られるのはヤダなって思います。
障害を差別してはいけない。
でも、健常者と分けることは配慮しなきゃ。
この先生は、そう思っているんですね。
辞書で「差別」と「配慮」の意味を調べてみると、
「差別」
*偏った基準に基づいて、区別すること。
*偏見や不当な基準などをもとに、特定の人に対して不利益・不平等の扱いをすること。
「配慮」
相手のために、あれこれ気を使うこと。心づかい。
相手の本当の気持ちなんか、わからないのだから、
手紙を渡すか?渡さないか?って、どっちでもいいんじゃない?
全員に渡すなら、渡したら?
と答えたら、渡すことにしたようです。
気にしすぎじゃない?