まず始めに
①通信講座で薬膳の資格取得を考えるなら
通信での資格取得の場合、初級講座だけで終わってしまう資格もあり、その先を学びたくなったときに、そこで道が閉ざされてしまうからです。
②主な通信講座の種類
資格 通信講座(資格認定団体)
薬膳マイスター がくぶん(一般社団法人 国際薬膳食育学会)
Step up(目指せる資格)
→国際薬膳食育師2級、1級、特急師範
薬膳インストラクター キャリアカレッジジャパン(一般社団法人 日本能力開発推進協会(JADP))
→食育アドバイザーなどの資格を狙える。
薬膳コーディネーター ユーキャン(本草薬膳学院)
【本草薬膳学院】へ編入可能。一部学費の割引あり。
→中医薬膳師、家庭薬膳マイスター(本草薬膳学院認定)
→→国際薬膳師、国際薬膳調理師(中医薬膳研究会認定)
→→→国際中医師(世界中医薬学会連合会認定)
薬膳アドバイザー 東京カルチャーセンター(日本中医食養学会)
講座を修了した修了証取得者は、日本中医食養学会の規定の講習を受ければ、上位資格の試験を受ける権利を有する。
→中医薬膳指導員、中医薬膳調理師(日本中医食養学会)
→→国際中医薬膳師、国際薬膳調理師(中国政府が直轄する中国中医薬研究促進会との調印にもとづき、日本中医学院が実施している資格。我が国での薬膳師として最も最高位の資格。)
日本中医学院(旧北京中医薬大学日本校へ編入可)
→→→国際中医師(世界中医薬学会連合会認定)
取得への道が拓けます。
薬膳の資格はたくさんあるけれど、中国からの認定を受けた上位資格へと繋がる講座はその中で2つ
薬膳コーディネーター
薬膳アドバイザー
のみになります。
③上位資格を狙える本草薬膳学院と日本中医食養学会を比較
本草薬膳学院
国際薬膳師、国際調理師(中国薬膳研究会認定)
国際中医師(世界中医薬学会連合会認定)
別々の会が主催する資格試験になります。
そもそも【中国薬膳研究会】とは
中国薬膳研究会は、中国国務院・科学技術部・国家中医薬管理局の委託により薬膳に関する国の方針、政策を提案し、実行する薬膳分野の最高権威機構です。
日本中医食養学会
【中国中医薬研究促進会】とは
国家中医薬管理局傘下の「中国中医薬研究促進会」(中国伝統医学に関する最も権威ある学術研究団体)が認定する準公的資格で、国際資格になります。
また日本中医学院へ進学すれば、国際中医師(世界中医薬学会連合会認定)への道が拓けます。
【世界中医薬学会連合会】とは
本部は中国北京に設置している国際学術団体の世界中医薬学連合会が発行している資格です。
★補足になりますが、調べてみたところ他にも窓口はあり、中医学アカデミーの資格取得講座Webを履修すれば、同じ国際中医師試験の受験資格を得られることがわかりました。
(中医師のみ狙うなら、費用と期間は此処が格段に安くて短いです。)
さてここで肝心なのは
薬膳師と中医師はあくまで別個の資格であるということです。
【本草薬膳学院】はエスカレーター式に上がる仕組みを取っているので分かりづらいですが
【日本中医食養学会】は【日本中医学院】と住み分けを別にしています。
簡単に言えば
薬膳師とは中医学理論に基づいて食材、中薬を組合せた料理を作る、食の医者であること。
中医師とは、中国の伝統医学である中医学を実践する医師のこと。
とまったく異なる資格になります。
④歴史
本草薬膳学院
2002年4月開講 第1期生入学
提携校 北京中医薬大学、河南中医薬大学
日本中医食養学会
1994年3月設立
中国政府が認める北京中医薬大学日本校の関連団体。
日本中医学院傘下の教育機関にあたる。
目指したのは・・・
費用を含めてすべてを考慮し、私が目指したのは中国中医薬研究促進会が認定した国際中医薬膳師です。
まずは薬膳アドバイザーを修得し、時間と費用をかけない最短コースを選択しました。
薬膳アドバイザーの修得は3通りあります。
・通信講座(東京カルチャーセンター)
・通学(日本中医食養学会)
・認定校への通学(全国の登録教育機関)
但し、通信講座(東京カルチャーセンター)を修了し『薬膳アドバイザー』の修了証を取得しても、日本中医食養学会の『薬膳初級講座』を履修しなければ『中医薬膳指導員』の受験資格を得られません。
『中医薬膳指導員』の資格を得られなければ『国際中医薬膳師』の受験資格も得られません。
じゃあそれって通信講座を受ける意味はないんじゃないの?
と思わないで下さい。
薬膳アドバイザー(東京カルチャーセンター)の修了証を取得すれば『中医薬膳指導員』の受験資格である受講時間を最高20時間短縮出来、費用も抑えることが出来るのです。
(但し実習は省かれます。)
そもそも資格試験はじっくり独りで学びたい派なので、迷いなく通信講座を受講することにしました。
2018年1月17日
教材到着
1月19日
DVDを鑑賞
1月22日-24日(3日間)
テキスト1薬膳の基本と中医学
1月25日26日(2日間)
テキスト2 食材・生薬の知識
1月29日-31日、2月1日(4日間)
テキスト3 体質・症状別薬膳の実践
2月1日(1日)
テキスト4 修了問題
全過程4ヶ月かかるところ、9日間の期間で提出し終えました。
修了証を申請。受理。
通信で理解しようとは思わない方がいいということだけは、わかりました。まだ此処は入り口の段階です。
2018年4月1日-20日
薬膳初級講座の募集が開始されました。(定員になり次第締め切り)
その内日本フローラルアートの枠は10名しかないので、直ぐに申し込みをしました。
5月18日開講 直近で教材が到着。
実習がない部分を補うために、昼食に薬膳弁当を作り、持って出ることにしました。
東京カルチャーセンターから送られてきたDVDにも、実習部分が流れたのですが、本格的なせいろ蒸し器を使い、まぁなんと手の込んだ調理工程。時短でなく時長だわ
簡単に日常に薬膳を取り入れ、毎日の食事から戴きたいと願う私からすれば、180度やりたくないレシピ。
ならば自分で戴きたいものや身体に合いそうなものを、思考錯誤しながら作りたいと考えました。
そのためにサーモスを購入。
さぁ、授業がスタートです
2018年4月起草