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人生のドアをたたこう

2013年、乳がん告知されました。
病気のこと、今の生活のことなど、
つぶやいていきます。

 

その日、私はひとりで病院にいました。

 

それまで検査のために何度も病院へ来ていたけれど、

家族には話していませんでした。

きっと大丈夫だと思っていたから…。

 

 

 

ほかのことは記憶があいまいなことが多いけど、

告知をされた日のことは、はっきりと憶えてます。

 

待ち合いでのんきに「ごちそうさん」を見ていたこと。

ふと看護師さんと目が合ったときの、彼女の気まずそうな表情。

 

そりゃそうですよね、

これから告知をされるのに、ひとりで来て楽しそうにテレビ見てる患者って(笑)

 

 

 

ほんとに私は自分は病気とは関係ないと思ってました。

これまでたいした病気になったこともない。

体力にも自信があったし。

仕事も立ち仕事のサービス業。朝夜問わず働いてました。

 

だから、怖かったけどきっと大丈夫だと過信してたんです。

 

 

 

診察室に入ってすぐ、先生はPCの画面を見ながら

「やっぱりそうですね…。がんですね。」←直球

 

「うっそー!!!」(心の声)

 

びっくりした。としか言いようがない。

だけど、どこか他人事のようで、冷静で。

 

「治療したら治りますか?」

まずそう聞いたと思う。

 

「もちろん治ります。」

先生は笑顔でそう言ってくれた。

 

 

すぐこれからの治療の話へ。

私の胸にあるがんは、胸をぱんぱんに腫らすほど大きくなっていた。

なので全摘するしかないと。

だけど取る範囲が大きすぎるので、まず抗がん剤で小さくしようと。

 

そして、私のがんは顔つきも悪くて

大きくなるスピードも速いだろうと言われました。

脇には手に触れるものはないけれど、

目に見えないレベルでの転移はあるだろうとも。

 

私は、その時はまったくと言っていいほど病気の知識はありませんでした。

そのせいでちゃんと話を聞けたのかもしれない…。

 

自分のスケジュール帳を見ながら1回目の抗がん剤の日を決めて、

「治療しよう。治るんだから。」

と、もちろん怖いけど、帰るころにはそう思っていました。

 

私の先生はとても穏やかに話をしてくれる女性の先生です。

その先生が、治るってはっきりと言ってくれてる、

だから私はその言葉のまま信じました。

 

未知の抗がん剤。

先生はマイナスの話はしませんでした。

そのおかげで、私にはいい方向に行ってくれたんだと、後から思いました。