義母が事務仕事を引退してもうすぐで1年が経とうとしている。
あっという間の一年だった。
夫から
「明日からハルが取締役だからな」
と言われ、変に重圧を感じてしまい、さらには当時は夫と向き合えていない自分だったこともあって
得も言われぬイライラを募らせていた。
あれから一年が経とうとしている。
私が最も苦手とする“値下げ交渉”もそこそこ上手くなった。
義母にはまだ、僅かばかりの給与を出しているが、
事務所に出てくることは日に日に少なくなってきている。
御年79歳、さもあろう。
元気で風邪ひとつひかないとはいえ、歳と老いには敵わないだろう。
ゆっくりしてもらいたいという気持ち半分、寂しさ半分だ。
いざという時、義母の様に堂々と対処・対応できるのだろうか。この私が。
大の節約家だった義母をいつも念頭に置いている。
まだまだ健在だが、義母からの“もうハルちゃんに任せたわ、あたしは好きなように旅行に行く”という
優しい突き放しの言葉を胸に、
今日も私は事務所で色々な取引先の方と話をしている。
困ったとき
立ち止まった時はいつも
「お義母さぁ~ん!」
と呼んで義母に丸投げしてきたことを、
今は、
“お義母さんならどうするだろう?”
とまずそう考えて行動している。
子育ての際は実家の母を。
仕事の時は義母を。
なんとも心強いことだろうか。
まだ二人とも健在だけど、
これでいいよね?大好きなおかあさん。