子供の頃見ていたアニメに、エスパー魔美というものがあった。

 

世代が違う方はもちろんご存知ないだろう。

 

主人公のマミは自由自在にテレポーテーションが出来るのだ。

 

子供のわたしは、その真似事をすれば同じ様にテレポーテーション出来ると思って疑わなかった。

 

主人公のマミがやるように、

 

小さな球を自分に目がけて投げると自分に当たる瞬間に移動できる。

 

私はどこから拾ってきたのか、パチンコ玉を2玉ほど握ってひたすら自分に投げた。

 

イデデデ・・・

 

(移動してない)

 

イデデデ・・・

 

(もちろん移動していない)

 

途方に暮れる私を見て母親が悲鳴をあげる。

 

きゃっ!ハルちゃんどうしたのそれ!!

 

パチンコ玉をひたすら自分の顔面に投げ続け、

 

額や頬が青くなっていたらしい。

 

今では笑い話だ。

 

かたや、

 

玩具のパーマンのマントを装着して、二階のベランダから飛び降りた弟は救急車で運ばれたが無傷だった・w・;

 

ある意味パーマンより強いよな・・・

 

妹は傘で空を飛ぶのだと言って聞かない。

 

雨も降ってない日に、お隣の塀に上り、(2mぐらい)傘をさしたままひたすら飛び降りていた。

 

空が飛べないと泣く妹を慰める私。

 

「泣かなくていいんだよ。空を飛ぶアイテムは傘じゃないんだよ。羽根とかじゃない?探しに行こうよ!」

 

そういうと妹は泣き止み、

 

「お姉ちゃん天才(*ˊᵕˋ*)

 

と言う。

 

そうこうしていると雷が鳴り雨が降り出した。

 

妹と弟を雷から守らなくては!!←(笑

 

そう思った私は一目散に妹と弟の手を引き自宅に駆け戻る。

 

そして自宅に戻るとタオルで弟を拭き、妹にはタオルを投げ、

 

「自分で拭いて!」

 

と言い、やるべきことを終えると自分は押入れに隠れてシクシク泣いて母の帰りを待った。

 

雷が嫌いだったw

 

私が泣くと下二人も、つられて泣く。

 

だから私の泣き場所は押入れだった。

 

私にとって押入れとは、寝場所でもなく、大冒険の場所でもない。

 

涙を流す場所だった。

 

大人になったいま、妹弟とそういう話をすることがある。

 

皆よく笑い、すごい武勇伝だよね、と言う。

 

他にも武勇伝はいくつかある。

 

本当にくだらないことに命を懸けていたよね、と笑う。

 

星野源くんの曲の中に「くだらないの中に」というものがある。

 

確かにそうだな~と思わせてくれる。

 

本当は私にはお兄ちゃんがいた。

 

だから私たちはお兄ちゃんの分まで色んな経験をしないといけない。

 

いつか母が言った。

 

「きっとハルちゃんたちの体にくっついてるから、色んなことを経験させてあげられたらいいよね」

 

その言葉をはき違えて私は20代の時間を休みがあれば海外に行っていた。

 

いや、特にお兄ちゃんの為にとは思ってはいなかったが、

 

それなりに、お兄ちゃんも見ているだろうか・・・この壮大な景色を・・・なんて思ったりしてもいた。

 

お兄ちゃんも、「こりゃかなわんな」と疲れていたに違いない(苦笑)

 

 

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エスパー魔美が気になって少し移動方法を検索してみた。←暇かww

 

そしたら、記憶していた“玉”はなんと

 

“仁丹”だった件。