いや、

 

気付いたらお風呂場だった。

 

記憶も意識もしっかりあった。

 

車に撥ねられた時のように意識が飛んだわけではなかったw

 

やっぱり年齢には逆らえない・・・

 

湯舟に30分浸かったら、お風呂から出る時に貧血で倒れまして。

 

それはそれはすごい物音がしたので家族が飛んでくる。

 

意識はあるw

 

一体何がどうなったのか、事態を把握しようとする頭。

 

そしてそれに勝った感情、

 

恥ずかしいという頭。

 

夫がすっ飛んで来た。

 

あ~あ・・・不用意に裸を見られた・・・

 

散々セックスしておいて何を今更とお思いだろうが、

 

私は夫の前で夫婦の営みの時以外、着替えをしたこともなければ不用意に裸を見せたこともない。

 

夫の前でオナラだってしたことない!(←何自慢ww

 

それが今自分はどんな格好をしているのだ・・・

 

顔を隠すべきかあそこを隠すべきか・・・

 

悩む間もなく、夫がバスタオルを私に掛けて抱き上げようとしている。

 

や・・おやめになったほうがいいのでは・・・

 

ぎっくり腰になるのでは・・・

 

と思い、

 

「大丈夫だよ、そろそろ立ち上がれそう、ごめん」

 

浴室の床はカラリオといって冷たさを感じない作りの床になっている。

 

倒れたその場が冷たくないことに感謝した。

 

「まぁいいから黙っとけ」

 

か・・・かっこイイ

 

でも持ち上げられるんだろうか・・・

 

ヒロシは最初こそ踏ん張って重たそうにしたが、それからはまるで荷物を抱えるように私をリビングまで運んでくれた。

 

「ホラ、サラちょっとそこ避けて道あけて!パパ通るよ」

 

「ママは?血出てないの?」

 

「うん、ママ血出てない、大丈夫だから」

 

と、ヒロシが言う。

 

ふぅ・・・

 

再び力が抜ける。

 

まだ若干の目眩がある。

 

頭が痛い。さっきどこかで打ったんだな・・・

 

コブになっているだろうか。

 

エマがものすごい手際よく和室にお布団を敷いてくれた。

 

あ・・・まだ裸なんだった・・・

 

「ごめん、エマ、ママのパジャマ持って来てくれる?」

 

「うん」

 

今日はこのまま眠ってしまおう。

 

そう思っていた。

 

が、何故か目が冴えている。頭も冴えている。

 

夫が何やらずっと話をしている。

 

「おまえ、ほんと明日にでも病院に行ってこい。ただの貧血なのか?なぁ?」

 

と少し怒っている( ;ᴗ; )

 

ずびばでん・・・。

 

明日は午後から仕事を休む。

 

何故なら明日は水曜日だからだ。

 

唯一自由に出来る時間。

 

友達を5人呼んでいる。

 

夫が隣に布団をもう一枚敷いて寝ている。

 

珍しく同じ布団にはいない。

 

近づいてそっと体をくっつけていたいけど、始まるといけないからやめておこう。

 

やはり頭の右側にたんこぶが出来ているw

 

膨らんでるということは、大丈夫ということだろう。

 

このままヒロシの寝顔でも眺めながら寝てしまおう。